翻訳|blanket
核燃料になる核種に転換させる目的で,原子炉内におかれる親核種の層をいう.核分裂炉においては,親核種として 232Th や 238U が用いられ,炉心からの中性子と反応して核分裂性核種233U や 239Pu を生成する.核融合炉においては,炉心プラズマのまわりにLiを含んだ層をつくることになっているが,これもブランケットという.Liは中性子と反応して核融合用の核種Tをつくる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の大学ブランド商品」事典 日本の大学ブランド商品について 情報
…しかし実用炉としての研究開発はその時点を出発点として本格化されていくものであって,以後のプラズマ研究としては第一に点火条件の達成が目標とされる。また,炉工学研究としてトリチウム増殖機能を有するブランケットの研究開発,大型超電導磁石の開発,炉の分解・修理法の確立等,が必要となり,実用的な炉を実現するには長期間にわたる巨額の研究投資が必要とされる。このようなわけで,実用炉としての全機能を備えた原型炉が完成されるのは早くて21世紀の初頭になるものと予想されている。…
…本来太い紡毛糸を用いるが,現在では綿糸や化繊,混紡糸も使われる。英語ではブランケットblanketといい,14世紀にイギリス人トマス・ブランケットが初めて織り出したことに由来する,といわれるが確かではない。またフランス語のブランシェblanchet(白い毛織物)がイギリスでブランケットとなり,縮絨(しゆくじゆう),起毛を施した長い毛羽(けば)のある織物をいうようになった,との説もある。…
※「ブランケット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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