ブランタイア(英語表記)Blantyre

デジタル大辞泉 「ブランタイア」の意味・読み・例文・類語

ブランタイア(Blantyre)

マラウイ南部の都市標高約1200メートルのシレ高原に位置する。スコットランド宣教師により建設。19世紀末に創設された、聖ミカエルと諸天使教会が残っている。20世紀初頭に鉄道が開通し、同国最大の商工業都市になった。名称リビングストン生地であるスコットランドのブランタイヤにちなんで名づけられた。ブランタイヤ。

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改訂新版 世界大百科事典 「ブランタイア」の意味・わかりやすい解説

ブランタイア
Blantyre

アフリカ南東部,内陸のマラウィ共和国南部の都市。人口67万8381(2003)。シーレ高原の標高1200mの地点にあり,鉄道によって北はマラウィ湖畔に,南はモザンビークのベイラ港に結ばれ,空港もある。近郊のチレカに国際空港もあり,この国最大の商工業都市である。1876年にスコットランド教会伝道所をつくり,牧師で探検家のリビングストンの郷里(スコットランドのブランタイア)にちなんでこの地名をつけた。1909年に南東に隣接して鉄道の駅を中心とするリンベの町が建設され,ブランタイア・リンベと呼ばれたが,56年に両都市は統合されブランタイアとなった。各種教育施設,総合病院,公園など近代的施設がある。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブランタイア」の意味・わかりやすい解説

ブランタイア
Blantyre

マラウイ南部の商工業都市。マラウイ最古で最大の都市。ゾンバ南西約 60km,標高約 1039mの高地に位置。 1876年ヨーロッパ人がキリスト教の宣教基地として建設し,象牙の取引地として繁栄。モザンビークのベイラ港とサリマを結ぶ鉄道沿線にあり,農産物を集散,輸出するほか製材,醸造,繊維,セメント,たばこなどの軽工業が立地。 1956年インド人の商業の町リンベを合併,商業中心地となった。マラウイ大学理工学部があり,北西に国際空港がある。人口 33万 1588 (1987) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブランタイア」の意味・わかりやすい解説

ブランタイア
ぶらんたいあ
Blantyre

アフリカ南東部、マラウイ南部の商業都市。人口50万2053(1998)、同国最大の都市である。1876年、スコットランド教会が伝道の拠点にこの地を選び、探検家リビングストンのスコットランドの生地にちなんで命名した。1878年にはアフリカ特許会社の本部が置かれ、1908年にはシレ高地鉄道が開通し、ゾンバとともに旧イギリス領ニアサランドの中心として、政府機関も置かれていた。現在は200社以上の企業と国際空港があり、同国経済の中心地である。

[林 晃史]

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百科事典マイペディア 「ブランタイア」の意味・わかりやすい解説

ブランタイア

マラウイ南部,ゾンバの南西約60kmにある商業・交通の中心地。シレ高地の標高1000〜1100mの地点にある。ブランタイアはマラウイで最も古い町の一つで,リビングストンの故郷ブランタイア(グラスゴー近郊)をとって名付けられた。1909年南東にリンベが建設されブランタイア・リンベと呼ばれたが,1956年両市はブランタイアに統合された。66万1256人(2008)。

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