アフリカの南東部,内陸のマラウィ共和国南部の都市。人口67万8381(2003)。シーレ高原の標高1200mの地点にあり,鉄道によって北はマラウィ湖畔に,南はモザンビークのベイラ港に結ばれ,空港もある。近郊のチレカに国際空港もあり,この国最大の商工業都市である。1876年にスコットランド教会が伝道所をつくり,牧師で探検家のリビングストンの郷里(スコットランドのブランタイア)にちなんでこの地名をつけた。1909年に南東に隣接して鉄道の駅を中心とするリンベの町が建設され,ブランタイア・リンベと呼ばれたが,56年に両都市は統合されブランタイアとなった。各種教育施設,総合病院,公園など近代的施設がある。
執筆者:西野 照太郎
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アフリカ南東部、マラウイ南部の商業都市。人口50万2053(1998)、同国最大の都市である。1876年、スコットランド教会が伝道の拠点にこの地を選び、探検家リビングストンのスコットランドの生地にちなんで命名した。1878年にはアフリカ特許会社の本部が置かれ、1908年にはシレ高地鉄道が開通し、ゾンバとともに旧イギリス領ニアサランドの中心として、政府機関も置かれていた。現在は200社以上の企業と国際空港があり、同国経済の中心地である。
[林 晃史]
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