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ブルーギル Lepomis macrochirus; bluegill

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ブルーギル
Lepomis macrochirus; bluegill

スズキ目サンフィッシュ科の淡水魚全長 25cmになる。体はやや延長し,側扁する。背鰭の棘条部と軟条部との間に膜のくぼみはない。体色は暗褐色で,鰓蓋後端に濃紺ないし黒色の顕著な斑紋がある。英名はこの特徴に由来する。アメリカ合衆国から 1960年に日本に移入され,現在では各地の池やため池などに生息する。日本での産卵期は6~7月。が砂泥底に巣 (産卵床) をつくる。肉食性。本種の侵入によって在来種の存在が危機にさらされている湖沼が多い。食用となり,釣りの好対象ともなる種ではあるが,在来種の保護という立場からは有害な点が多い。

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デジタル大辞泉の解説

ブルーギル(bluegill)

サンフィッシュ科の淡水魚。全長約20センチ。体形タイに似て、灰褐色で、えらぶた後端が黒っぽい。北アメリカ原産で、日本には昭和35年(1960)渡来原産地では40センチに達する。ルアーフィッシングの対象。

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世界大百科事典 第2版の解説

ブルーギル【bluegill】

スズキ目サンフィッシュ科の淡水魚(イラスト)。原産地は北アメリカ大陸南西部で,日本へ移殖され各地で繁殖している。名は雄のえらぶたにある青緑色の縞に由来する。日本へ移殖された同科のブラックバス(イラスト)より卵円形の体をしている。流れのある場所より湖沼などの止水を好む。エビ,昆虫類,小型の魚類など底生性の動物をおもに食べている。産卵期は地方によって異なるが,だいたい夏。産卵にあたって雄は水草のはえている砂れき地に浅い穴を掘り産卵床とする。

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大辞林 第三版の解説

ブルーギル【bluegill】

スズキ目の淡水魚。全長25センチメートル ほど。体は卵円形で側扁する。背は緑褐色で腹部は淡い。雄の鰓えらの後端が青黒く見える。肉食性で、釣りの対象魚。北アメリカ原産で、1960年に湖沼に移入され、その後分布が全国に広がり、在来種に深刻な影響を与えている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ブルーギル
ぶるーぎる
bluegill
[学]Lepomis macrochirus

硬骨魚綱スズキ目サンフィッシュ科に属する淡水魚。北アメリカ原産で、1960年(昭和35)にシカゴのシェッド水族館から日本に導入された。ほかの小魚や魚卵を食害し生態系を乱すおそれのあるところから移植には慎重論が強かったが、近年急速に分布が拡大し、現在では関東地方以西の25府県で生息が報告されている。止水あるいは緩やかな流水を好み、大小の湖沼や河川の下流域に生息する。原産地では全長40センチメートル近いものも記録されているが、日本では20センチメートルどまりのものが多い。体色は灰褐色から褐色、体側に7~10本の体軸を横切る縞(しま)があるが、成長とともに不鮮明になる。雄は腹部に赤い婚姻色を現す。日本での産卵期は初夏、雄が浅い水底に直径50センチメートルほどのすり鉢状の産卵床を掘り、産卵後は仔魚(しぎょ)が泳ぎだすまで保護をする。各地でルアー釣りの対象となっている。[多紀保彦]

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