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プラーナ プラーナ Purāṇa

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

プラーナ
プラーナ
Purāṇa

ヒンドゥー教の聖典。もとは古譚,古伝説の意味。主題は (1) 宇宙の創造,(2) 宇宙の破壊および再生,(3) 神々および聖賢の系譜,(4) 人祖マヌに支配される長い期間,(5) 王朝の歴史の5項目といわれている。

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デジタル大辞泉の解説

プラーナ(〈梵〉Purāṇa)

《古い物語・古伝説の意》ヒンズー教の伝える一連の聖典文献。神話・伝説をはじめ、あらゆる分野の内容を含むが、なかでもビシュヌ・シバ両神を賛美する内容が目立っている。

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百科事典マイペディアの解説

プラーナ

ヒンドゥー教の聖典。サンスクリットで〈古い(物語)〉の意。宇宙の創造,神々の系譜,諸王朝の歴史を述べた文献で〈第5のベーダ〉とも呼ばれるシバビシュヌはこの書の中で最高神とされる。

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世界大百科事典 第2版の解説

プラーナ【Purāṇa】

サンスクリットで〈古い(物語)〉を意味し,一群のヒンドゥー教聖典を指す。インドの伝承では,チベーダを編纂し《マハーバーラタ》を著述したとされる伝説上の聖仙ビヤーサの作とされ,〈第5のベーダ〉とも呼ばれる。起源は古く,バラモン教時代に伝えられた神々,聖仙,太古の諸王に関する神話,伝説,説話に発すると考えられ,これらは,ベーダの伝承者とは別に存在したとされる職業的語り手の集団によって伝承された。こうした集団は叙事詩(《マハーバーラタ》《ラーマーヤナ》)の伝承集団と近い関係にある一方,ベーダの祭式や解釈学,また法の成文化にもかかわっていた。

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大辞林 第三版の解説

プラーナ【Purāna】

〔古い物語の意〕
ベーダに次ぐヒンズー教の聖典。民衆に身近な信仰を広く説く。四世紀から一八世紀頃まで18種類作られた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

プラーナ
ぷらーな
Pura

ヒンドゥー教徒の伝える一群の聖典文献の総称。宗派的色彩が濃く、おおむねビシュヌ、シバ両派のいずれかに所属する。「プラーナ」の語は「いにしえの物語」を意味するが、これが特定の書物をさすようになったのは『アタルバ・ベーダ』以降とみられ、また現在のようなプラーナ文献が予想されるのはスートラ文献以降のことと推定される。いずれにせよ、きわめて長期間にわたって徐々に諸種のプラーナがつくられていったとみられる。言語、韻律その他の点で、とくに叙事詩『マハーバーラタ』とは共通性を示すが、内容的にはきわめて雑多であり、一貫性には乏しい。しかしビシュヌ神やシバ神についての神話や化身伝説、宇宙論、哲学的世界観、宗教儀礼(とくに祖霊祭)、社会制度、医学、文芸論など、種々の問題に幅広く言及しているので、プラーナ文献はヒンドゥー教の思想や文化の万般を知るうえで、資料的に大きな価値を有する。18の「大プラーナ」と同数の「副プラーナ」とがあり、前者には有名な『ビシュヌ・プラーナ』や『バーガバタ・プラーナ』が含まれている。[矢島道彦]

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世界大百科事典内のプラーナの言及

【インド神話】より

…また近年,比較神話学の分野において,インド神話は重要な位置を占めている。インド神話は,一般にベーダの神話と,叙事詩・プラーナ聖典の神話に大別される。
【《リグ・ベーダ》の神話】
 前1500年から前900年ごろに作られた,最古のベーダ文献である《リグ・ベーダ本集》には,一貫した筋の神話は見いだされないが,事実上の作者である聖仙(リシ,カビ)たちは,当時のインド・アーリヤ人が持っていたなんらかの神話を前提として詩作したと思われる。…

【インド文学】より

…ベーダ文学は時代の推移に伴い,神話的のものから神学的,哲学的,祭儀的となった。
【二大叙事詩とプラーナ】
 インドの国民的二大叙事詩《マハーバーラタ》と《ラーマーヤナ》は,古代文学と中古文学の中間にあってインド文学史上重要な地位を占め,その影響は国外にまで及んでいる。《マハーバーラタ》はバラタ族に属するクルとパーンドゥの2王族間の大戦争を主題とする大史詩で,18編10万余頌の本文と付録《ハリ・バンシャHarivaṃśa》から成り,4世紀ころに現形を整えるまでに数百年を経過したものと思われ,その間に宗教,神話,伝説,哲学,道徳,制度などに関するおびただしい挿話が増補されて全編の約4/5を占めているが,それらのうち宗教哲学詩《バガバッドギーター》,美しいロマンスと数奇な運命を語る《ナラ王物語》,貞節な妻《サービトリー物語》などは最も有名である。…

【ヒンドゥー教】より

…ヒンドゥー教の聖典中,今日でも最も愛唱され尊崇されている《バガバッドギーター》は前者の一部である。(2)プラーナ(〈古譚〉の意) 自ら〈第五のベーダ〉と称し,一般大衆のヒンドゥー教に関するいわば百科事典ともいえる聖典である。宗派的色彩が濃厚で,だいたいビシュヌ派か,シバ派のいずれかに属している。…

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