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ベルホヤンスク Verkhoyansk

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベルホヤンスク
Verkhoyansk

ロシア東部,サハ共和国の集落。共和国首都ヤクーツクの北北東約 650kmにあり,ヤナ川にのぞむ。 1638年コサックの冬営所がつくられたことに始り,この地方の行政中心地となった。帝政時代には流刑地として,また付近の金,スズの採掘中心地として知られていた。その後トナカイ飼育,野菜栽培,漁業が主要産業。ベルホヤンスクは特に南極大陸を除く陸地の最寒地としてよく知られ,-67.7℃を記録しているが,正確には最寒地はここより南東にあるオイミャコン高原,モマ川地域である。ヤクーツクとの間に定期空路が開かれている。人口 1900 (1991推計) 。

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百科事典マイペディアの解説

ベルホヤンスク

ロシア,東部シベリアサハ共和国(ヤクート)の都市。ヤナ川に面する。世界の最寒地の一つで,−71℃の記録がある。1638年コサックの冬営地として創設,のち流刑地にもなり,重要政治犯が多数送り込まれた。

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世界大百科事典 第2版の解説

ベルホヤンスク【Verkhoyansk】

ロシア連邦北東部,サハ(ヤクート)共和国にある町。ベルホヤンスク山脈チェルスキー山脈にはさまれたヤナ川に臨む河港である。人口約1900(1992)で,この30年間ほとんど変わらない。北緯67゜に位置し,ここの測候所が-67.8℃を記録したので,世界で最も寒冷なところのひとつとして知られている。降水量が年間140~280mmときわめて少ないので,一般建築物はもっぱら防寒用の天井だけを配慮し防水用の屋根がほとんど考えられていない。

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大辞林 第三版の解説

ベルホヤンスク【Verkhoyansk】

ロシア連邦、サハ共和国のヤナ川上流に臨む都市。北緯67度に位置する。世界の寒極の一つで、1892年2月には気温摂氏マイナス68度を記録。毛皮の集散地、また帝政時代の政治犯の流刑地として知られる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベルホヤンスク
べるほやんすく
Верхоянск Verhoyansk

ロシア連邦東部、サハ共和国にある小都市。人口約2000。北緯67度33分にあり、1892年に零下67.8℃の気温が観測され、北半球の寒極の一つといわれる。平均気温は1月零下46.3℃、7月15.1℃で、最高気温は1937年の34.6℃。1638年に冬営所として建設され、19世紀後半から革命(1917)に至るまで流刑地であった。現在はヤナ川右岸の河港都市。[三上正利]

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世界大百科事典内のベルホヤンスクの言及

【寒極】より

…南半球の寒極は南極大陸の東半球部に位置し,現在ではロシアのボストーク基地(南緯78゜28′,東経106゜48′,標高3488m)での-89.2℃(1983年7月21日)が最低記録である。北半球ではロシアのシベリア北東部にあり,ベルホヤンスク(-67.8℃,1892年2月5日)と考えられていたが,精度上疑問とされ,現在ではオイミャコンOimyakon(北緯63゜16′,東経143゜15′,標高800m)での-67.7℃(1933年2月6日)が低温記録である。【山下 脩二】。…

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