ペイント(読み)ぺいんと

デジタル大辞泉 「ペイント」の意味・読み・例文・類語

ペイント(paint)

[名](スル)
物の表面保護や着色の目的で塗る塗料顔料に、樹脂類・水・油などの展色剤を混ぜたもの。水性ペイント・油ペイントエナメルペイントがある。ペンキ
塗料などを物に塗ること。また、コンピューターで、ある区画を塗りつぶすように描画すること。「壁をペイントする」「ペイントソフト」
[類語](1塗料ペンキラッカーエナメルワニス

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精選版 日本国語大辞典 「ペイント」の意味・読み・例文・類語

ペイント

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] paint )
  2. 顔料を展色剤と混ぜ合わせてつくった塗料。ボイル油などを用いた油ペイント、膠着剤(こうちゃくざい)を加えた水性ペイント、油ワニスなどを用いたエナメルペイントなどがあるが、特に油ペイントをさす場合が多い。ペンキ。
    1. [初出の実例]「水性ペイントは素人にだって簡単に塗れますから」(出典:北京の幽霊(1943)〈飯沢匡〉一幕)
  3. 絵の具。〔舶来語便覧(1912)〕

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改訂新版 世界大百科事典 「ペイント」の意味・わかりやすい解説

ペイント
paint

広義には塗料全般に対して使用される語であるが,通常は空気乾燥する防食用および美観用の汎用塗料を指す。俗にペンキともいわれるが,これはオランダ語のpekのなまり。特定条件のもとで,特殊な方法で塗装される工業用塗料(たとえば焼付け用)にはコーティングcoatingの語のほうが多く使用されるが,はっきりした区別はない。光沢のあるペイントはエナメルあるいはエナメルペイントともいわれる。狭義には顔料をボイル油で練り合わせた油性塗料をいい,一般にペンキという場合にはこれを指すことが多い。
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百科事典マイペディア 「ペイント」の意味・わかりやすい解説

ペイント

ペンキとも。顔料を展色剤と混合した塗料の総称。展色剤の種類により油性塗料エナメルペイント水性塗料エマルジョンペイントがある。狭義には油性ペイントをさす。
→関連項目塗料

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化学辞典 第2版 「ペイント」の解説

ペイント
ペイント
paint

顔料を乾燥しやすい脂肪油または展色剤と混和したもので,固体の表面に塗布すると乾燥して不透明で光沢のある塗膜を形成するものをいう.ペイントには油性ペイント,水性ペイント(水性塗料)およびエナメルペイントの3種類があり,エマルション塗料は水性ペイントに属する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

パソコンで困ったときに開く本 「ペイント」の解説

ペイント

ウィンドウズに標準で付属している簡易版のペイントソフトの名前です。
⇨アクセサリ、ペイントソフト

出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本パソコンで困ったときに開く本について 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「ペイント」の解説

ペイント

Windowsに付属する、画像編集ソフト。鉛筆や筆、エアブラシなどを使う感覚で、絵を描ける。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ペイント」の意味・わかりやすい解説

ペイント
ぺいんと

塗料

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