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シリア西部,オロンテス川東岸の都市。ヒムスḤimṣともよばれる。人口80万(2004)。同名県の県都。町の起源は古く,5000年前にさかのぼるともいわれ,古代セム系民族のバアル神殿の所在地であった。ローマ時代にはエメサEmesaとして知られた。637年アラブ・イスラム軍が無血入城し,以後,ウマイヤ朝,アッバース朝,アイユーブ朝など支配者は変転したが,小麦,大麦,ブドウなどを栽培する肥沃な平野部の商業中心地としての町の性格は変わらなかった。近年は石油精製,製粉,肥料,綿・絹織物,食品加工などの製造業が行われる工業都市でもある。イラクのキルクーク油田およびシリアの油田からの送油管が通過している。
執筆者:木村 喜博
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
北アフリカ、リビアの地中海沿岸にある港湾都市。首都トリポリの東120キロメートルに位置する。人口18万7900(2002推計)。周辺の農業地帯で生産される穀物、柑橘(かんきつ)類、オリーブなどの農産物の取引や加工が行われる。観光地としても知られ、美しい海水浴場や東の郊外にローマ時代の古代都市レプティス・マグナの遺跡がある。
[藤井宏志]
レプティスの都市遺跡が1982年、ユネスコ(国連教育科学文化機関)により「レプティス・マグナの古代遺跡」として世界遺産の文化遺産(世界文化遺産)に登録された。しかし内戦に伴う政情不安などにより、2016年には危機遺産リスト入りしている。
[編集部 2018年5月21日]
シリア西部の都市。ヒムシュimşともいう。首都ダマスカスの北135キロメートルに位置する。人口75万1500(2003推計)で、同国第三の都市。アレッポなどの主要都市に至る幹線道路が通じる交通の要地で、古くからオロンテス川流域の肥沃(ひよく)な平野で産する穀類、果実、綿花、繭の集散地。絹織物、宝石加工など伝統工業が行われる。イラクのキルクークからバニヤースに至る送油管が通過し、石油精製、化学工業も盛ん。
[原 隆一]
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…信徒はイスラム法の解釈についてこれら個々の法学者に直接質問し,指示を仰ぎ,密接な関係をもつ。信徒は所得に応じ〈五分の一税(ホムスkhoms)〉を彼らに差し出す。【加賀谷 寛】。…
※「ホムス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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