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ホルバイン ホルバインHolbein

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ホルバイン
Holbein

ルネサンス期に活躍したドイツの画家一家。アウクスブルクで活躍したハンス Hans (1465頃~1524) ,その弟のジークムント Sigmund (1465~1524) ,ハンスの子アンブロジウス Ambrosius (1494頃~1519/20) ,その弟で父と同名のハンス Hans (1497/8~1543) らが有名。初め皮革商でのち画家となった父ハンスは,北欧絵画の伝統である繊細な描写に,イタリア的な明るい色彩を加えたすぐれた肖像画祭壇画を描いた。作品はザンクト・ゼバスティアヌス聖堂の祭壇画 (16,ミュンヘン,アルテ・ピナコテーク) ほか。父ハンスに学んだアンブロジウスは 1515年頃からバーゼルに住み,肖像画のほか,木版画にユニークな作品を残した。ホルバイン一家で最も著名な息子のハンスは兄アンブロジウスとともにバーゼルにおもむき,肖像画家として名声を博し,のちイギリスのヘンリー8世の宮廷画家となった。彼は A.デューラーと並んでドイツ・ルネサンス最大の画家の一人に数えられる。作品は『エラスムス像』 (23,バーゼル美術館その他) など。

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デジタル大辞泉の解説

ホルバイン(Hans Holbein)

[1497~1543]ドイツの画家。同名の画家である父に対し、小ハンスともよばれる。デューラーと並ぶドイツ‐ルネサンスの代表的画家で、肖像画を得意とした。

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世界大百科事典 第2版の解説

ホルバイン【Hans Holbein】

1497か98‐1543
ドイツの画家。デューラー,グリューネワルトより一世代若く,ドイツ・ルネサンス絵画の最後を飾る。アウクスブルク生れ。同名の父(1465ころ‐1524)も画家で,後期ゴシックからルネサンスへかけてのドイツ絵画を代表する一人。父ハンスは,《セバスティアヌスの祭壇画》(1516)をはじめとする祭壇画,肖像画などを残す。父のもとで学んだ後,1515‐16年ころ,兄の画家アンブロジウスAmbrosius(1494ころ‐1519か20)とともに当時のヨーロッパにおける学芸の中心地の一つバーゼルに赴き,市長ヤコプ・マイヤーとその妻の肖像(1516)によって早くも肖像画家として頭角を現す。

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大辞林 第三版の解説

ホルバイン【Hans Holbein】

1497~1543) ドイツの画家。デューラーと並ぶドイツ-ルネサンスの大家。特に肖像画にすぐれる。父も同名の画家で、父と区別して小ハンスと呼ばれる。代表作「大使たち」

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世界大百科事典内のホルバインの言及

【イギリス美術】より

…また外来芸術家の活躍が,イギリスの場合には特に18世紀以前の,国家間の人的交流がそれほど盛んでなかった時代に目だっている。特に線画の領域では16世紀のH.ホルバイン(ドイツ),17世紀のファン・デイク(フランドル)らの存在を抜きにして,それ以降のイギリス絵画の展開は考えられない。 このようなイギリス美術の歴史的特質の背景には,イギリスの宗教事情も多分にからんでいる。…

【ドイツ美術】より

…一方南ドイツのモーザーLukas Moser(1390ころ‐?)やウィッツやムルチャーHans Multscher(1400ころ‐67)には忠実な自然の観察がみられ,新時代到来の間近さを感じさせる。しかし15世紀後半のドイツ絵画で大きな役割を演じたのは,プライデンウルフHans Pleydenwurf(?‐1472),ウォルゲムートMichael Wolgemut(1434‐1519),ションガウアー,ホルバイン(父),パッヒャーらであり,彼らはネーデルラント絵画や北イタリア絵画の直接間接の影響を受けた作品を創造し,デューラーの登場を準備した。ゴシック美術
【ルネサンス】
 古代世界を再生させることを目標としたルネサンスは,直接古代を知らない北方,なかんずくドイツにおのずからイタリアとは異なる様相をもたらし,加えて宗教改革運動がドイツ固有の問題として,この期の社会を大きく揺り動かした。…

※「ホルバイン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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