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ホロムイソウ Scheuchzeria palustris L.

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世界大百科事典 第2版の解説

ホロムイソウ【Scheuchzeria palustris L.】

湿原にはえるホロムイソウ科の多年草イラスト)。根茎はミズゴケの中を横にはい,節から葉を束生する。葉は直立し,細くて硬く,断面は半円形,長さ10~30cm。先端に排水孔があり,基部に葉鞘(ようしよう)と葉舌がある。夏に高さ10~20cmの花茎を直立し,数枚の葉を互生につける。花茎の上部の葉は小さな苞となり,腋(えき)に花をつける。花は両性で,花被は6枚あり,黄緑色。おしべは6本で花糸があり,葯は細長い。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ホロムイソウ
ほろむいそう / 幌向草
[学]Scheuchzeria palustris L.

ホロムイソウ科の抽水性多年生水草。1属1種。地下茎は横にはい、古い葉鞘(ようしょう)に覆われる。葉は線形で長さ10~25センチメートル、先端に小孔がある。初夏、高さ約25センチメートルの花茎を出して上方に淡緑色の総状花序をつくり、径約5ミリメートルの数個の花を開く。花被片(かひへん)6枚、雄しべ6本、雌しべ3本。約7ミリメートルの果実がつく。高層湿原に生え、中部地方以北の本州、北海道、および北半球の温帯から亜寒帯に分布する。名は、北海道・石狩の幌向(ほろむい)で最初に発見されたことによる。[大滝末男]

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世界大百科事典内のホロムイソウの言及

【湿原】より

…ミズゴケ類でもり上がった小凸地hummock(ブルト)には,レンゲツツジ,ヒメシャクナゲ,ノリウツギなどの低木や,ヤマドリゼンマイ,ヌマガヤなどが生育する。小凹地hollow(シュレンケ)や湛水(たんすい)シュレンケpoolには,ミカヅキグサ,ヤチスギラン,ホロムイソウなどや,ハリミズゴケ,ウツクシミズゴケなどの半水生のミズゴケが生育する。池塘(ちとう)pond(ブレンケともいう。…

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