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ボルク Bolk, Louis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ボルク
Bolk, Louis

[生]1866
[没]1930
オランダの動物学者。ヒトと類人猿との間で形態の比較を行い,それに基づいて両者の系統発生上の関係について考察。体重に対する脳の重量の割合を算出して,ヒトの成体が類人猿の成体より胎児に近いことを見出し,頭蓋骨が癒着していないことおよび頭骨の軸と脊椎とのなす角に関して,ヒトの成体と類人猿胎児との間に類似性のあることを認めた (1926) 。これらを論拠に,系統発生において,ヒト成体と類人猿胎児とを対応させるべきであると主張。これは E.ヘッケルの反復説 (→生物発生原則 ) を否定する考え方で,進化学に影響を及ぼした。

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世界大百科事典 第2版の解説

ボルク【Lodewijk Bolk】

1866‐1930
オランダの解剖学者。アムステルダム大学医学部に学び,1898年から32年間,同校の教授となる。専門は末梢神経,とくに脳神経の解剖学,頭蓋と骨盤の比較解剖学,体節解剖学,歯の形態学霊長類の筋学と発生学,内分泌学など多岐にわたり,その業績は後の比較解剖学や神経学の発展に大きな影響を与えた。解剖学標本を大量に収集したことでも有名である。後年は生物やヒトの進化について強い関心を寄せ,人類の進化に関する学説胎児化説〉や,哺乳類の歯の進化に関する学説〈集中説concentration theory〉を発表した。

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世界大百科事典内のボルクの言及

【胎児化説】より

…オランダの解剖学者L.ボルクによって提唱されたヒトの進化に関する学説(1926)。ヒトの成体には類人猿の胎児にみられる諸特徴が認められる。…

※「ボルク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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