コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ポリ塩化ビニリデン ポリえんかビニリデン polyvinylidene chloride

6件 の用語解説(ポリ塩化ビニリデンの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ポリ塩化ビニリデン
ポリえんかビニリデン
polyvinylidene chloride

塩化ビニリデンの重合体。工業的にはラジカル重合により懸濁または乳化重合で得られる。塩化ビニリデンの単独重合体は結晶性で,熱安定性が悪く,一般の有機溶媒に難溶のため,あまり用途がない。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

ポリ‐えんかビニリデン〔‐エンクワ‐〕【ポリ塩化ビニリデン】

polyvinyliden chloride塩化ビニリデン重合体。加熱成型が困難で、塩化ビニル共重合させたものが合成繊維フィルムなどに用いられ、耐久性・強度は大きい。商品にサランクレハロンなどがある。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

ポリ塩化ビニリデン【ポリえんかビニリデン】

塩化ビニリデンの重合体。→塩化ビニリデン樹脂
→関連項目合成繊維

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

栄養・生化学辞典の解説

ポリ塩化ビニリデン

 塩化ビニリデンの重合物,もしくは塩化ビニルとの共重合物.フィルムとして多くの目的に使われる.

出典|朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

ポリえんかビニリデン【ポリ塩化ビニリデン polyvinylidene chloride】

塩化ビニリデンをラジカル重合して得られる繊維成形性結晶性高分子。難燃性,耐薬品性,耐候性にすぐれ,防虫網,テント自動車シートなどに繊維,モノフィラメントとして用いられるほか,ガスバリヤー性(気体を透過させない性質)が最も高い高分子であるため,食品包装用フィルムや家庭でのラップフィルム(商品名〈サランラップ〉〈クレラップ〉など)として身近に用いられている。塩化ビニリデンは塩化ビニルから合成される。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ポリ塩化ビニリデン
ぽりえんかびにりでん
polyvinylidene chloride

塩化ビニリデンCH2=CCl2の重合体(ポリマー)。塩化ビニリデン樹脂ともいう。プラスチックフィルム、合成繊維によく用いられる。塩化ビニリデンはクロロエチレン(塩化ビニル)と構造がよく似ており、塩化ビニルから製造される。塩化ビニリデン75~90%に対し、塩化ビニル25~10%の割合で共重合させたものが、サランやクレハロンという商品名の合成繊維や包装用フィルムである。太めに押し出してつくった単繊維が美しい色彩のテント、日覆い、ビーチパラソルや防虫網、蚊帳(かや)などに多量に使われている。この繊維はしなやかで、しかもじょうぶで難燃性や耐候性に富んでいる。フィルムは気体や湿気をほとんど通さないし、また薬品などにも侵されないので食品包装用として家庭においても使用されている。とくに真空包装用または不活性ガス封入包装用フィルムとして好適である。生産量は6.4万トン(2002)である。ポリ塩化ビニルと同じく加熱焼却時のダイオキシンの副生が問題である。[垣内 弘]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のポリ塩化ビニリデンの言及

【化学繊維】より

…ドライクリーニング用のトリクロロエチレンで膨潤を起こすので,これの使用は避ける。
[ポリ塩化ビニリデン系]
 1940年にアメリカのダウ・ケミカル社でサランSaran(商標)として工業化された古い合成繊維。クレハロンKurehalon(商標)もこれに属する。…

【サラン】より

…塩化ビニリデンCH2=CCl2は1840年に発見された沸点32℃の無色の液体で,古くからよく重合することで知られていた。1940年にアメリカのダウ・ケミカル社が,塩化ビニリデンを重合させたポリ塩化ビニリデンCH2-CCl2n(重合度nは約200)をサランという商標で市販しはじめた。ベロンVelon(アメリカ),クレハロンKrehalon(日本)もサランと同じ化学構造の繊維の商標である。…

※「ポリ塩化ビニリデン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

ポリ塩化ビニリデンの関連キーワード塩化ビニリデンサランビニル樹脂ベロンポリ塩化ビニル塩化ビニル樹脂塩化ビニリデンケーシング高周波シール塩化ビニリデン樹脂ポリ塩化ビニリデンフィルム

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

ポリ塩化ビニリデンの関連情報