ポルックス(英語表記)Pollux

翻訳|Pollux

デジタル大辞泉 「ポルックス」の意味・読み・例文・類語

ポルックス(〈ラテン〉Pollux)

双子ふたごβベータ赤みを帯びた巨星光度は1.1等で、αアルファカストルよりも明るい距離34光年。

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精選版 日本国語大辞典 「ポルックス」の意味・読み・例文・類語

ポルックス

  1. ( [ラテン語] Pollux ) ( ギリシア神話中のポリュデウケスのラテン名 ) 恒星一つふたご座のβ(ベータ)星。星座東端に位置する巨星で光度一・二等。距離三五光年。ギリシア神話では、ゼウスの子でカストルと双生児である。

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改訂新版 世界大百科事典 「ポルックス」の意味・わかりやすい解説

ポルックス
Pollux

ふたご座のβ星。ポルックス(ポルクス)とは,ギリシア神話のポリュデウケスのラテン名で,カストルの弟の名である。日本では,カストルとポルックスの2星を〈かに目〉〈目玉星〉などと呼んでいた。ポルックスは赤みを帯びた巨星で,ふたご座でもっとも明るい星である。概略位置は赤経7h45m,赤緯+28°2′。スペクトル型はK0。実視等級は1.1等。距離は35光年。午後9時の南中は3月上旬である。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ポルックス」の意味・わかりやすい解説

ポルックス(ふたご座)
ぽるっくす
Pollux

ふたご座のβ(ベータ)星の固有名。ギリシア神話の大神ゼウスの息子で、双子の弟の名前「ポリデウケス Polydeukes」に由来。星座ではα(アルファ)星のカストルと並んで、双子の兄弟を形づくる。日本のある地方では、色の対称からα星カストルを銀星(ぎんぼし)とよぶのに対し、このポルックスを金星(きんぼし)とよんでいる。ポルックスの実視等級は1.14等であるが、わずかに変光している疑いもある。赤黄色の光を放つ。天球上の位置は、2000年分点の座標で、赤経7時45分、赤緯プラス28度02分。距離は34光年。スペクトル型はK0の巨星。表面温度は約4700K、質量は太陽の2~4倍程度、半径は8~11倍程度と推定される。毎秒3キロメートルの速度で太陽系から遠ざかりつつある。

[岡崎 彰]



ポルックス(ギリシア神話)
ぽるっくす

ポリデウケス

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百科事典マイペディア 「ポルックス」の意味・わかりやすい解説

ポルックス(天文)【ポルックス】

ふたご座のβ星(α星はカストル)。ふたご座でもっとも明るい星。黄色の1.1等星で距離35光年。
→関連項目ふたご(双子)座

ポルックス

ディオスクロイの一人,ポリュデウケスのラテン名。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポルックス」の意味・わかりやすい解説

ポルックス
Pollux

ふたご座β星 (β-Gem) の固有名。光度 1.15等,スペクトル型 K0の巨星で,最輝星の一つ。距離は 35光年。

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