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マウラー Maurer, Georg Ludwig von

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マウラー
Maurer, Georg Ludwig von

[生]1790.11.2. ファルツ,エルポルツハイム
[没]1872.5.9. ミュンヘン
ドイツの法制史家,政治家。ハイデルベルク大学に学び,J.グリムや F.サビニーの影響を受けた。 1824年ミュンヘン大学の民法および法制史教授。 29年バイエルン枢密院議員,32~34年ギリシア王となったバイエルンのオットー親王の顧問となり,ギリシアの法改正に尽力。 47年バイエルン外相兼法相。学問的にはマルク共同体や村落の研究にすぐれ,のちに O.ギールケやエンゲルスに多大の影響を与えた。主著『ドイツ定住以後のドイツ人の共同体生活』 Untersuchungen über des gemeindliche Leben der Deutschen seit ihrer ersten Niederlassung in Deutschland (12巻,1854~71) 。その第1巻『マルク,ホーフ,村落および都市制度史への序論』は特に著名。

マウラー

マワーリー」のページをご覧ください。

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百科事典マイペディアの解説

マウラー

ドイツの政治家,中世史家。ギリシア国王オットー1世(バイエルン王子)の政治顧問,バイエルンの司法・外務の要職を歴任。退官後中世ゲルマン民族の共同体研究に専念。中世ゲルマン社会における土地共有制を主張してマルク共同体学説を確立し,学界に大きな影響を与えた。

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世界大百科事典 第2版の解説

マウラー【Georg Ludwig Maurer】

1790‐1872
ドイツの法律家,政治家,社会法制史家。デュルクハイム近くのエルポルツハイムの新教の牧師の子として生まれ,パリ,ハイデルベルクに学んだのち,バイエルンの官吏となった。一時ミュンヘン大学の教授となったが,バイエルン王ルートウィヒ1世の子オットー1世が幼少にしてギリシア王となったため,その政治顧問として幼王を助けた。のちバイエルンの司法,外交の要職につき枢密院の有力者となった。退官後はもっぱら中世ゲルマン民族の共同体の諸形態に関する研究に努め,とくにマルク共同体Markgenossenschaftの研究に画期的な業績を残した。

マウラー【Orval Hobart Mowrer】

1907‐82
アメリカの心理学者。1948年以来イリノイ大学心理学部の研究教授。その研究歴はひじょうに多彩広範で,空間定位,反射順応などにかかわる視覚や前庭機能の研究,不安や恐怖にもとづく情動条件づけの解析を通しての回避学習の開拓のほか,臨床的心理力動機制の学習理論からの再解釈と批判,言語行動と記号行動の関係や小集団での行動異常的対人関係の研究,精神薬理学,行動療法の先駆的実践などに及ぶ。主著《学習理論とパーソナリティ・ダイナミクス》(1950),《学習理論と行動》(1960)ほか。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マウラー
まうらー
Georg Ludwig Ritter von Maurer
(1790―1872)

ドイツの法制史家、政治家。プファルツの牧師の家に生まれる。ハイデルベルク、パリで法制史を学び、バイエルンの裁判官を経て1824年ミュンヘン大学教授となった。1831年にはバイエルン王国参議官となり、また貴族に列せられた。1832年ギリシア解放戦争の結果、バイエルン王家出身のオットー1世Otto (1815―1867)がギリシアの王位につくと同時に新王の顧問となり、行政法や刑法の自由主義的改革に尽力した。1847年にはバイエルン外相兼法相を務めたが、以後は法制史研究に専念した。学者としての業績であるマルク共同体説は歴史学にのみならず、自由主義の歴史的根拠を示したものとして思想界にも大きな影響を与えた。[岡崎勝世]

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367日誕生日大事典の解説

マウラー

生年月日:1790年11月2日
ドイツの法制史家,政治家
1872年没

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世界大百科事典内のマウラーの言及

【マワーリー】より

…アラビア語マウラーmawlāの複数形。マウラーはコーランで,信者の保護者としての神を意味し,イスラム研究者ゴルトツィーハーはその本来の意味は親族であるという。…

※「マウラー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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