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精神薬理学 せいしんやくりがく

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百科事典マイペディアの解説

精神薬理学【せいしんやくりがく】

薬物が人間の神経,身体機能を変化させ精神機能に影響を与える場合,そのメカニズム精神医学的立場から研究し,人間と薬物との関連を明らかにする学問。具体的には,おもに向精神薬薬理作用を研究する。
→関連項目薬理学

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世界大百科事典 第2版の解説

せいしんやくりがく【精神薬理学 psychopharmacology】

一次的に精神状態に影響する薬を向精神薬と呼び,それに関する薬理学精神薬理学である。つまり,心を動かす薬の,生理的影響,吸収,代謝,排出,治療への応用,などを調べる学問である。行動への影響に重点をおくときは行動薬理学behavioral pharmacologyと呼ぶ。薬理学が生理学生化学の方法を使うのに対して,精神薬理学はそれらのほかに心理学,精神医学,行動学などの方法を使う点に特色がある。 精神薬理学は非臨床的(前臨床的とも呼ぶ)精神薬理学と臨床的精神薬理学とに二大別される。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

精神薬理学
せいしんやくりがく
psychopharmacology

精神機能に影響を与えることをおもな作用とする薬物(抗精神病薬抗うつ薬抗不安薬精神異常発現薬など)を向精神薬とよぶが、この向精神薬を対象として、その作用機序や医療への応用などを研究する学問を精神薬理学という。動物の行動や人間の精神現象を取り扱うため、心理学や行動学、精神科学などの方法論を用いる点が、一般の薬理学と異なる特徴である。なお、一部は神経薬理学の領域と重なるところから、両者をあわせて神経精神薬理学ともいう。[幸保文治]

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世界大百科事典内の精神薬理学の言及

【薬理学】より

…薬物の安全性や有効性に関し,動物試験成績のヒトへの外挿法やヒトにおける科学的・倫理的試験法の確立,あるいは健康人における薬理効果や体内動態,安全性などの究明,患者における有効性や有害効果(副作用)などの評価,さらに実際の治療の場における適正な薬物療法のためのサービスなどが含まれ,また,より有効安全な治療薬の剤形や用法の研究なども含まれる。(3)精神薬理学psychopharmacology 薬物の作用として生体の身体機能だけでなく精神機能も対象とし,動物およびヒトとくに精神病患者を対象とした薬理学。近年,精神病治療薬と薬物療法の目覚ましい進歩に伴って急速に発達した。…

【向精神薬】より

…これら3種の薬の発見が引金となって,現在までに約200種の精神治療薬が市販されるにいたった。他方,1943年のLSD‐25発見がきわめて微量で精神状態を激変させることを明らかにしたので,精神病も実は類似の毒素が体内で発生すると起きるのではないかという推論が有力になり,精神病の成因や化学療法をめぐって精神化学と精神薬理学が急速に発展することになった。現代精神医学の父と呼ばれるE.クレペリンも実は1892年に薬物が精神作業に及ぼす影響を研究していたし,モロー・ド・ツールJ.J.Moreau de Tours(1804‐84)は大麻による精神異常を観察して《ハシーシュと精神病》(1845)という400ページの本を書いていた。…

【薬理学】より

…薬物の安全性や有効性に関し,動物試験成績のヒトへの外挿法やヒトにおける科学的・倫理的試験法の確立,あるいは健康人における薬理効果や体内動態,安全性などの究明,患者における有効性や有害効果(副作用)などの評価,さらに実際の治療の場における適正な薬物療法のためのサービスなどが含まれ,また,より有効安全な治療薬の剤形や用法の研究なども含まれる。(3)精神薬理学psychopharmacology 薬物の作用として生体の身体機能だけでなく精神機能も対象とし,動物およびヒトとくに精神病患者を対象とした薬理学。近年,精神病治療薬と薬物療法の目覚ましい進歩に伴って急速に発達した。…

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