マチエール

デジタル大辞泉 「マチエール」の意味・読み・例文・類語

マチエール(〈フランス〉matière)

材料素材材質
美術で、絵画絵肌彫刻質感など、作品における材質的効果。また、表現されたもの固有の材質感。
[類語]材料素材ざいりょう資材原料マテリアル

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精選版 日本国語大辞典 「マチエール」の意味・読み・例文・類語

マチエール

〘名〙 (matière) 材料。材質。特に美術では、さまざまな素材や、その種々の使用法によって作り出された画面の肌および、その材質感のこともいう。
超現実主義の現代的意義(1937)〈滝口修造〉「あまりに個人主義的なマチエイルや技法を尊重し過ぎた近代自然主義絵画への反動でもある」

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マチエール」の意味・わかりやすい解説

マチエール
matière(仏)

本来は材料,素材を指す言葉だが,特に絵画では,作品表面の肌合いをいう。用いられている絵具の材質感や厚塗り,薄塗りなど絵具の層の違いから受ける重厚さや滑らかさなど,画家個性や技法で作品の肌合いは異なる。マチエールの良しあしが作品の完成度に寄与する点も大きい。

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百科事典マイペディア 「マチエール」の意味・わかりやすい解説

マチエール

美術作品の材料や材質,素材を意味するフランス語。転じて,例えば衣服金属などの描かれた対象に固有の物質的な材質感を指すこともある。また絵画や彫刻作品そのものの表面の質感を指して使われる場合も多い。

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