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メノルカ島 メノルカとうMenorca

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

メノルカ島
メノルカとう
Menorca

ミノルカともいう。スペイン東方,地中海西部のバレアレス諸島の島。バレアレス州,バレアレス県に属し,マヨルカ島に次ぐ第2の大きな島。平均標高は 50~100mの乾燥した台地から成る。中心都市マオンはバレアレス諸島第1の良港で,18世紀には軍事上重要な役割を果した。石灰岩台地はわずかに家畜の放牧に利用され,マオン近郊では井戸水灌漑により穀物,ジャガイモ,メロン,アーモンドなどを産する。チーズ生産も盛んでスペイン本土まで出荷される。製靴工場も多い。海岸美に恵まれ,観光業も盛ん。面積 668km2。人口5万 8727 (1981) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

メノルカ島
めのるかとう
Menorca

ヨーロッパの地中海西部、スペイン領バレアレス諸島第二の島。英語名ミノルカ島Minorca。名称は「小さな島」の意。面積668平方キロメートルで、主島マジョルカ島に次ぐ。人口7万1524(2001)。中心都市はマオン。標高50~100メートルの石灰岩台地よりなるが、イベリア半島のペニ・ベティカ山脈の延長上にあるので、北東部に最高点357メートルのトロ山を中心とする、おもに結晶岩質の古生層からなる丘陵地がみられる。地中海性気候で、1月の平均気温10℃と冬季は温暖である。夏は涼しい北西風のトラモンタナにより暑さが和らげられ、各季節を通じ晴天の日が多く、夏季3か月の降水量は50ミリメートル以下で乾燥する。小麦、大麦などの穀類、ジャガイモ、飼料用カブ、牧草などを主とした乾燥畑の農業と草地の牧畜が行われる。鍾乳洞(しょうにゅうどう)内の考古学的遺跡やギリシア時代の墳墓などをはじめ、この島を次々に植民地とした各民族の遺跡が残っている。なお、正式にスペイン領としてイギリスから回復したのは1783年ベルサイユ条約によってである。[田辺 裕・滝沢由美子]

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