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メムリンク メムリンク Memlinc, Hans

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

メムリンク
メムリンク
Memlinc, Hans

[生]1436頃.ゼーリンゲンシュタット
[没]1494.8.11. ブリュージュ
フランドルの画家。ケルンで修業したのち,ブリュッセルで R.ワイデンに師事したと思われる。 1465年以降ブリュージュに定住し,敬虔な情感をたたえた静穏な作風で多くの祭壇画を制作した。また表情豊かに人物の特徴をとらえた肖像画は特にブリュージュ在住のイタリア人に好まれた。

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デジタル大辞泉の解説

メムリンク(Hans Memling)

[1430ころ~1494]フランドルの画家。ドイツ生まれ。調和と秩序ある画面構成のうちに柔和な詩情を示した。肖像画・宗教画が多い。

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百科事典マイペディアの解説

メムリンク

フランドルの画家。初期の修業時代は不詳であるが,ファン・デル・ウェイデンとの関係が深かったと考えられ,1466年ころからブリュージュに定住。静かな調和的作風で,祭壇画形式による宗教画のほか,肖像画にすぐれたものが多い。
→関連項目ダーフィトフランドル美術マウリッツハイス美術館メダル

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世界大百科事典 第2版の解説

メムリンク【Hans Memlinc】

1440ころ‐94
ドイツ出身のフランドルの画家。Memlingとも綴る。フランクフルト近郊ゼーリゲンシュタットSeligenstadtに生まれたが,1465年ブリュージュの市民となる。ブリュッセルのファン・デル・ウェイデンの工房で働き,その影響をうける。師の死後ブリュージュに戻り,生涯同地に定住する。67年同市の画家組合に登録。同市の市長や名士とその家族が敬虔な寄進者としてひざまずき礼拝している宗教画を多く制作した。

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大辞林 第三版の解説

メムリンク【Hans Memling】

1430頃~1494) フランドルの画家。秩序と調和のある静的な画風の肖像画・宗教画を描いた。作「最後の審判」「聖ウルスラ聖遺物箱」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

メムリンク
めむりんく
Hans Memling
(1433ころ―1494)

フランドルの画家。ドイツのゼーリゲンシュタットに生まれ、ブリュッヘで没した。同地に定住したのは1465年以降とされる。初期にはケルン派の影響を受けたと推定されるが、のち15世紀フランドルの画家たち、とくにワイデン、ボウツグースの画風を継ぎ、とくに新要素を加えることなくこれを総合した。彼は調和と秩序の感覚に優れ、劇的な緊張や鋭い性格描写には欠けるが、温かい色調と完成された技術で精神性と詩情あふれる画面をつくりだした。人物・肖像画の作品が多いが、それらの背景に風景の断片を配置しているのは彼の新趣向で、これはイタリア絵画の影響によるものと推測されている。代表作にはグダニスクの聖母教会の祭壇画『最後の審判』、ブリュッヘの聖ヨハネ病院内メムリンク美術館の『聖カタリナの神秘の婚姻』『聖ウルスラの聖遺物箱』、フィレンツェウフィツィ美術館の『聖ベネディクト像』がある。[野村太郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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世界大百科事典内のメムリンクの言及

【フランドル美術】より

…カンピンの弟子と推定されるブリュッセルのR.ファン・デル・ウェイデンは,中世美術の宗教的力を新しい写実主義と結びつけ,主の〈受難〉を悲しむ人々の憔悴ぶりや頰を伝う涙などをありありと描いて,劇的表現力に満ちた作品を生み出した。15世紀後半に目を移すと,代表的画家のうち人物の心理的把握に優れたH.ファン・デル・フースは地元ヘントの出身であるが,ルーバンで活動したD.バウツは北部のハールレム出身,偉大な先人たちの作風を繊細甘美で親しみやすいものへと大衆化したブリュージュのH.メムリンクは元来ドイツ人である。初期フランドル絵画の卓越した伝統の吸引力と同化力がうかがわれる。…

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