ユダ

精選版 日本国語大辞典「ユダ」の解説

ユダ

[一] (Yehudah) 旧約聖書で、創世記二九章三五節に出てくるヤコブと妻レアとの第四子。主をほめたたえるという意味の「イャダー(Yadah)」からとって妻レアが第四子に「イェフーダ(主をほめたたえしめられるもの)」と名づけた。ここから派生して、特定氏族を示すユダ氏族の名が生まれ、後にはソロモン王死後のイスラエル王国分裂に際して南王国がユダ氏族とベニヤミン氏族から構成され、ダビデ王朝を守ったところから、ユダ王国の名をとり、後にはユダヤの名もここから発生した。
[二] (Judas Iscariot ━イスカリオテ) 十二使徒の一人。イスカリオテのユダと呼ばれ、イエスの集団の財務を司ったが、最後の晩餐のとき裏切りを決意。そのためイエスは捕えられた。のち悔悟し、自殺。

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百科事典マイペディア「ユダ」の解説

ユダ

聖書中の人名。(1)ユダス・マカバイオス。マカベア戦争の英雄。(2)イエスの兄弟のうちの一人。(3)タダイとも呼ばれるユダ。十二使徒の一人。なお(2)と(3)は同一視され,新約聖書《ユダの手紙》の筆者ともされるが異論も多い。(4)イスカリオテのユダ。十二使徒の一人。イエスの一団の会計係。銀30枚でイエスを裏切って敵に渡した。のちに後悔して自殺。彼の名は背教者,裏切者の代名詞に用いられる。
→関連項目最後の晩餐

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デジタル大辞泉「ユダ」の解説

ユダ(Judas)

イエスの十二使徒の一人。イスカリオテのユダとよばれる。イエス・使徒たち一行の会計係を務めたが、祭司長らに銀貨30枚でイエスを売り、のち、悔悟して自殺。生没年未詳。

ユダ(Judah)

イスラエル十二部族の一。族長ヤコブの12人の息子の一人ユダをとする。のち、この部族からダビデが出て統一王国を建設

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