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ラコリス laccolith

翻訳|laccolith

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ラコリス
laccolith

餅盤 (へいばん) ともいう。火成岩体の貫入様式あるいはその形態の一種で,お供え餅のように上方にふくらんだ整合貫入岩体をさす。この貫入に際しては上盤の地層マグマによって押上げられる。母岩に接するところには急冷周縁相が発達し,その内部は粗粒岩石から成り,橄欖石輝石などの重い鉱物に富んだ岩石が岩体下部に層状に発達していることがある。地層があまり激しい変動を受けないような場所に形成される。

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百科事典マイペディアの解説

ラコリス

餅盤(べいばん)とも。鏡餅(もち)のように上方にふくらんだ貫入岩体で,地層を押し上げ地層に調和的に貫入したもの。大陸地域の地層が変動を受けていないところにある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ラコリス【laccolith】

供餅のように上方にふくらんだ逬入岩体。餅盤(べいばん)ともいう。水平に近い地層の間にマグマが貫入して,その上盤の地層をおし上げて,地層と整合になっている。ラコリスは小さいものでは均一の岩石からできている。しかし,やや大きいものでは,岩体の上下の端は,マグマが急冷されて細粒の火成岩になっているが,岩体の中央部はゆるやかに冷却・結晶して,粗粒な岩石になっていることが多い。そして,結晶作用の初期に晶出した鉱物が,マグマのなかを沈降し,岩体のなかの比較的下部に集積して,結晶分化作用がみられることもある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ラコリス
らこりす
laccolith

周辺の地層に対して調和的関係にある凸レンズ状の貫入岩体。お供え餅(もち)のような形状から餅盤(べいばん)ともいう。上から見るとほぼ円形であって、その中心部の下部にマグマを供給したパイプ状の火道が続いているものと推定される。直径は10キロメートル以下である。下部は水平と考えられるが、正確に証明できる場合は少ない。上部の地層はドーム状に盛り上がっている。[矢島敏彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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