コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ラシュリエ ラシュリエ Lachelier, Jules

3件 の用語解説(ラシュリエの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ラシュリエ
ラシュリエ
Lachelier, Jules

[生]1832.5.27. フォンテンブロー
[没]1918.1.16. フォンテンブロー
フランス観念論哲学者。エコールノルマル・シュペリュール (高等師範学校) で学び,1864~75年教授。従来のクーザン派のドグマティズムに代えて,J.ラベッソン=モリアンとともに新唯心論をフランス哲学の主流とした。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

ラシュリエ【Jules Lachelier】

1832‐1918
フランスの哲学者,教育者,エコール・ノルマル・シュペリウール教授。プロティノスカントの影響下に,ヘーゲルらと呼応しつつ観念論的唯心論の立場から人間の内面と宇宙の相互連関的本質を追求。思惟は単なる事象把握の人間能力ではなく,事象そのものの存立の原理であり,その自己展開によって因果律的事象連関,目的論的事象連関などが可能になり,倫理的・宗教的行為は至高思惟の〈象徴〉であるとする。著書に《帰納の根拠》(1871),《心理学と形而上学》(1885)等がある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ラシュリエ
らしゅりえ
Jules Lachelier
(1832―1918)

フランスの哲学者。フォンテンブローの生まれ。高等師範学校(エコール・ノルマル・シュペリュール)教授。『帰納法の基礎について』(1871)で学位号を受けた。メーヌ・ド・ビランラベッソン・モリアン、カントの影響下に、唯心論的・批判的観念論を展開した。中心的主題は、経験に現れるがままの世界の存在はいかなる条件を満たすべきか、いかにして世界は思惟(しい)の対象になるか、ということであったが、すべての存在の最終的根拠は人間精神の絶対的自発性であるという立場から、機械論と目的論との融合を試みた。彼の講義は、ブートルーやベルクソンら多くの俊秀に深い影響を及ぼした。ほかに『心理学と形而上(けいじじょう)学』(1885)などがある。[足立和浩]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ラシュリエの関連キーワードコーシーダルブーデリダブートルーベルグソンベルトロユベールクールノーリボグルサ

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone