ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「リセ」の解説
リセ
lycée
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翻訳|lycee
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ナポレオン学制(1802)以来、エリートに大学準備教育を行うフランス国立中等学校。付属初等課程を含む9年制学校であり、その修了者には試験により国家学位の一つであるバカロレア資格が授与される。バカロレア資格所有者は、全国のどの大学のどの学部に登録することもできる。近年のたび重なる学制改革により、リセは3年制の後期中等教育機関となって大衆化され、日本の高等学校に相当するものになったが、バカロレア資格取得への近道であることに変わりはない。
[桑原敏明]
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…ジロンド派に属し革命後の教育計画をたてようとしたコンドルセは,教育の自律性確保のため,教育を宗教的権威から独立させると同時に行政的権力からも独立させようと試み,教育行政権を学者・知識人の互選による国立学術院にゆだねるとの構想をたてた。学校は小学校,中学校,アンスティテュinstitut(社会の指導層の養成機関),リセlycée(大学),国立学術院(学術研究のほか,公教育の監督・指導を担当)から成るとし,無償とするほか,貧困家庭の子どもの優れた者のために奨学制度を構想した。これらの構想は,革命政府の下では実現されなかったが,教育を権利としてとらえ,学校教育の世俗性や無償をめざすことは,その後,近代教育の原則として認められるようになった。…
…次いで多いのが商業・経営系の70校,学生数1万7278,修了資格取得者数4961で,フランス経済の変遷とみごとに対応している。 入学条件は学校によって異なるが,1年次の場合は通常,高等学校(リセ)を卒業後,各学区(アカデミー)ごとに実施されるバカローレアbaccalauréatとよばれる大学入学資格試験に合格した上で,さらに,各校が単独またはグループを形成して実施する選抜試験(コンクール)が課される点で一般の大学と異なる。志願者は,多くの場合,バカローレアに合格したあと当該学区の大学に登録する一方,高等学校に設けられた準備学級classe préparatoireで通常2年以上(例外的に1年)学習したのち,志望校の選抜試験を受験する。…
…16世紀からイエズス会が大学のコレージュに対抗して数多く設立したコレージュでは教育の内容に変化を生ずるが,監視機能は強まった。フランス革命期にすべて廃校となるが,19世紀に入って国立のリセlycéeと並び,市町村立の中等学校として位置づけられ今日にいたる。【宮沢 康人】。…
※「リセ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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海上保安庁に所属し海上の警備と救難業務を行なう船。外洋で行動する大型で航洋性があるものを巡視船といい,港内や湾内などのかぎられた水域で行動する 100総t程度以下の小型のものを巡視艇と呼ぶ。武器として...
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