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リチウムイオン電池 りちうむいおんでんち

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ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

リチウムイオン電池

蓄電池の一種。Li-ion電池と表記する場合もある。正極にリチウム酸化物、負極に炭素化合物を用いる。ニッケル水素電池と比較して1.5倍から2倍の電池容量と3倍の動作電圧を持つため、小型で強力な蓄電池として主流の座を占めている。

出典|ASCII.jpデジタル用語辞典
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知恵蔵2015の解説

リチウムイオン電池

リチウムイオン電池とは、リチウムイオンによって充電や放電を行う二次電池である。二次電池とは充電を繰り返して何度でも使える電池のことで、これに対して使い捨て電池を一次電池という。リチウムイオン電池の電極には、リチウムイオンを可逆的に出し入れできる材料が使われる。正極(+極)の代表的な材料にはニッケル酸リチウム、コバルト酸リチウムマンガン酸リチウムの3種類がある。負極(-極)の材料としては炭素系素材、とくにグラファイト系素材が主流である。電極間でのリチウムイオンのやり取りを担うため、電池内部は有機溶媒の電解質で満たされている。最近ではゲル状の高分子電解質を利用したリチウムポリマー電池が開発されている。
リチウムイオン電池は、1980年代、携帯電話やノートパソコンなど携帯電子機器の開発に伴い、従来の鉛蓄電池ニカド電池より小型、軽量で高容量な二次電池のニーズが高まるなかで開発され、90年代に入って実用化された。現在実用化されている二次電池のなかで、リチウムイオン電池は、同じ大きさで約3倍の電圧が得られ、継ぎ足し充電にも耐え、自己放電も少ないという優位性があり、携帯電子機器の電源として適している。継ぎ足し充電ができるのは、放電しきらないで充電すると充電容量が減ってしまうメモリー効果がほとんどないためである。更には、高速充電が可能で、幅広い温度帯で安定して放電するといった特徴があり、電気自動車ハイブリッド自動車、米政府が導入するF35戦闘機や人工衛星にも使用されている。
一方、欠点としては満充電状態で保存すると急激に劣化し、充電容量が大幅に減ることで、携帯電話用の電池では劣化に伴い膨潤することがある。また、過充電や過放電により電極が激しく発熱し、破裂したり発火したりする危険性がある。これを防ぐため、リチウムイオン電池には、電圧などを厳密に管理する制御回路と過充放電を防ぐ保護機構が必要となる。
大型リチウムイオン電池を民間航空機として初めて搭載したボーイング787型機では、2013年1月、電池から発火する事故が相次ぎ、米国連邦航空局、日本の国土交通省始め各国の関連当局は、電池システムの改修が完了するまで同機の運航を禁止した。同機に搭載の電池は、京都に本社を置く株式会社GSユアサ製。ただし、同社の電池が事故の本質的原因かどうかは明らかになっていない(2013年1月末時点)。

(葛西奈津子  フリーランスライター  / 2013年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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パソコンで困ったときに開く本の解説

リチウムイオン電池

充電式のバッテリーで使われている電池の一種です。それまでに使われていたニッカド(ニッケルカドミウム)電池やニッケル水素電池よりも軽く、たくさん電力を蓄えることができるという利点があります。モバイル・パソコンをはじめ、携帯電話などのバッテリーとして、現在最も普及しています。ただ、他の方式の電池よりも製造コストが高いのが難点です。

出典|(株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

リチウムイオン電池

充電して何度でも使える電池の一種。小型化や軽量化がしやすく電力が大きい。携帯電話やノートパソコン、デジタルカメラなどの電源として普及し、最近は電気自動車のバッテリーとして注目されている。ただ発熱や発火事故も起きており、大規模な回収問題につながったこともある。

(2010-08-15 朝日新聞 朝刊 1経済)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

リチウムイオン‐でんち【リチウムイオン電池】

lithium-ion battery蓄電池の一。正極にコバルト酸リチウム、負極に炭素材を使用し、両極間をリチウムイオンが往来する電池。短時間の充電で長時間使用できる。カドミウムのような有害物質を含まず、エネルギー密度ニッカド電池に比べて大幅に高い。リチウムイオン二次電池。Li-ion電池。リチウムイオンバッテリー。LIB

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リチウムイオン電池
リチウムイオンでんち
lithium ion cell

軽量かつ高電圧を特長とした新しい蓄電池。負極に黒鉛などの炭素材料,正極にコバルト酸リチウム (LiCoO2) などの含リチウム遷移金属酸化物,電解液にはエチレンカーボネートをはじめとする有機溶媒にリチウム塩を溶解した非水溶液を用いて構成されるのが一般的で,充電状態の開回路起電力が 4.0Vをこえるものが多い。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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