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リチウム リチウム lithium

翻訳|lithium

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リチウム
リチウム
lithium

元素記号 Li ,原子番号3,原子量 6.941。周期表1族,アルカリ金属の1つ。主要鉱石にはリシア輝石リシア雲母ペタル石などがある。地殻に広く分布し,地殻平均含有量 20ppm,海水中の存在量 0.17 mg/l

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

リチウム

電池の材料として有望な金属。リチウムイオン電池は軽いうえ、大量のエネルギーを取り出せる。91年にソニーが量産化、パソコン携帯電話用として普及している。ハイブリッド車電気自動車にも利用が広がっており、06年から07年にかけては一時供給不足に。世界のリチウムイオン電池向けの需要は、20年には今年の5倍超の2万3千トンになるとの予測もある。

(2009-11-01 朝日新聞 朝刊 1経済)

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デジタル大辞泉の解説

リチウム(lithium)

アルカリ金属元素の一。単体は銀白色で軟らかく、金属中最も軽く、比重0.534。水とは反応し水素を発生。炎色反応は紅色。鉱石中から発見され、名は石の意のギリシャ語lithosにちなむ。元素記号Li 原子番号3。原子量6.941。

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百科事典マイペディアの解説

リチウム

元素記号はLi。原子番号3,原子量6.938〜6.997。融点180.54℃,沸点1347℃。アルカリ金属元素の一つ。1817年スウェーデンアルフェドソンが発見。
→関連項目原子爆弾

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栄養・生化学辞典の解説

リチウム

 原子番号3,原子量6.941,元素記号Li,1族(旧Ia族)の元素で,アルカリ金属に属する.必須元素ではない.

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世界大百科事典 第2版の解説

リチウム【lithium】

周期表元素記号=Li 原子番号=3原子量=6.941±2地殻中の存在度=20ppm(31位)安定核種存在比 6Li=7.42%,7Li=92.58%融点=179℃ 沸点=1317℃比重=0.534電子配置=[He]2s1 おもな酸化数=I周期表第IA族に属するアルカリ金属元素の一つ。1817年スウェーデンのアルフェドソンJohan August Arfwedson(1792‐1841)が葉長石petaliteから発見した。

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大辞林 第三版の解説

リチウム【lithium】

1 族元素(アルカリ金属)の一。元素記号 Li  原子番号3。原子量6.941。銀白色の軟らかい金属。比重0.534で金属中で最も軽い。炎色反応は紅色を呈する。原子炉の制御棒、合金などに用いる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

リチウム
りちうむ
lithium

周期表第1族に属し、アルカリ金属元素の一つ。[鳥居泰男]

歴史

リチウムを含む鉱石、葉長石とリチア輝石は、1790年から1800年にかけて、スウェーデンのウテUt島でアンドラダJose de Andradaによって発見されている。この葉長石の中に新しいアルカリ金属元素が含まれていることをみいだしたのはスウェーデンのアルフェドソンJohan August Arfvedson(1792―1841)で、1817年であった。リチウムの名は、ギリシア語の石lithosにちなんで、アルフェドソンの指導者ベルツェリウスによって提案された。ナトリウムやカリウムが植物関連物質からみいだされたのに対し、リチウムが鉱石からみいだされたことに基づいている。1818年W・TブランデBrandとH・デービーは酸化リチウムを電解して少量のリチウム金属を単離しているが、物性の測定ができるほどの量を初めて得たのは、ドイツのブンゼンとイギリスのマチーセンAugustus Mathiessen(1831―70)で、塩化リチウムの融解電解によって1855年に成功している。[鳥居泰男]

存在

岩石や天然水の中に微量ではあるが広く分布している。動植物界たとえば海藻、タバコ、コーヒー、牛乳、血液などにも存在が認められる。工業資源として重要な鉱石はリチア輝石AlLi(SiO3)2、紅雲母(うんも)AlKLi2(FeOH)2(Si4O10)、葉長石AlLi(Si2O5)2、アンブリゴ石AlPO4・LiFなどである。天然塩水で数百ppmを含むものがアメリカのカリフォルニア州、ネバダ州などでみいだされており、資源として注目される。[鳥居泰男]

製法

原鉱を硫酸、炭酸ナトリウム、塩酸などで処理して塩化リチウムとし、これに塩化カリウムを加えて融解電解することによって製造される。ピリジン、エタノール(エチルアルコール)、アセトンなどの中で塩化リチウムを電解する方法も行われる。[鳥居泰男]

性質と用途

銀白色の軟らかい金属で、全金属元素中もっとも軽い。アルカリ金属元素の典型的な性質をもっていると同時に、ナトリウム以下とはかなり異なった性格を示し、むしろ、周期表で対角関係にあるマグネシウムに似た点も多い。乾燥空気中では安定でほとんど酸化されないが、熱すれば強い光を放って反応し酸化物Li2Oを与える(一般のアルカリ金属は過酸化物、超酸化物を与える)。
  4Li+O2→2Li2O
 室温でも窒素と反応して窒化物Li3Nを生成する(他のアルカリ金属は直接反応しない)。室温で水を分解して水素を発生するが、カリウムやナトリウムほど激しく作用しない。
  2Li+2H2O→2LiOH+H2
 高温でガラスと反応するので蒸留精製には鉄製容器が必要である。赤色の炎色反応を示す。この炎色反応を初めて観察したのは、ドイツのC・G・グメーリンであった(1818)。
 金属として原子炉材料、有機合成の重合触媒などに用いられるほか、各種合金の添加剤、鋼材、合金の脱酸剤などとして最近その重要性が増している。[鳥居泰男]

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世界大百科事典内のリチウムの言及

【軽金属工業】より

…金属工業のうち,比重の比較的小さい金属,すなわち軽金属を扱う工業。軽金属には,アルミニウム,マグネシウム,チタン,ベリリウム,リチウムなどがあるが,とくにアルミニウムは鉄に次いで生産量が多く,軽金属の代表であるので,ここではアルミニウム工業を中心に述べる。
[アルミニウム]
 原鉱石(ボーキサイトなど)からアルミナAl2O3を製造する化学的工程と,その電解工程(アルミ1t当り約1万5000kWhを要する)の2過程を要する高度な電気化学工業で,その発達には苛性ソーダ,フッ化物,電力など関連工業の発達,高品位の原鉱石ボーキサイト(Al2O350%以上含有)と,豊富で安価な発電地帯を有することが条件となる。…

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