リトマス試験紙(読み)リトマスシケンシ

デジタル大辞泉の解説

リトマス‐しけんし【リトマス試験紙】

リトマス溶液を濾紙(ろし)に染み込ませて乾燥したもの。青色赤色の二種がある。試料溶液に入れて酸性アルカリ性を簡便に判別するのに用い、で赤変、アルカリで青変する。
(比喩的に)対立する二つの意見、方策などの是非、真偽、効能を判定する資料となるもの。「今後の動向を占うリトマス試験紙となる」

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百科事典マイペディアの解説

リトマス試験紙【リトマスしけんし】

試料溶液の酸性またはアルカリ性(塩基性)を検するための試験紙。リトマス(リトマスゴケなど各種地衣類から得られる色素で紫色粉末)のアルコール溶液に少量の塩酸またはアンモニアを加えてそれぞれ赤色または青色とし,これに濾紙(ろし)を浸して乾燥したもの。赤色試験紙はアルカリで青変(酸では不変),青色試験紙は酸で赤変(アルカリでは不変)する。
→関連項目リトマスゴケ

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栄養・生化学辞典の解説

リトマス試験紙

 リトマス紙ともいう.コケの色素を紙に浸み込ませたもので,酸性で赤,アルカリ性で青になるため,その判定に使う.

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世界大百科事典 第2版の解説

リトマスしけんし【リトマス試験紙 litmus paper】

試料溶液が酸性であるかアルカリ性かを判定するために用いられる試験紙の一つ。赤色のものと青色のものとがある。それぞれリトマスのアルコール溶液に少量の塩酸またはアンモニアを加えて赤色または青色とし,これにろ紙を浸して乾燥してつくる。変色域はpH5.0~8.0で,赤色試験紙はアルカリ性溶液に浸せば青変(酸性溶液では不変),青色試験紙は酸性溶液で赤変(アルカリ性溶液では不変)する。【中原 勝儼】

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大辞林 第三版の解説

リトマスしけんし【リトマス試験紙】

リトマスの溶液をしみこませた濾紙の小片。赤色と青色との二種がある。赤色紙をアルカリ性溶液に浸せば青色に変わり、青色紙を酸性溶液に浸せば赤色に変わる。溶液の酸性・アルカリ性の簡単な検査に用いる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

リトマス試験紙
りとますしけんし
litmus paper

リトマス溶液を濾紙(ろし)にしみ込ませて乾燥した試験紙で、溶液の酸性、アルカリ性を検出するのに用いられる。青色と赤色の2種類ある。青色のものは、リトマスのアルコール溶液に少量のアンモニアを加えた溶液に浸し、赤色のものは塩酸を加えた溶液を用いてつくる。変色域はpH4.5~8.3で、精度はあまりよくない。酸性色は赤色、アルカリ性色は青色である。赤色のリトマス試験紙を溶液に浸して青色になればその溶液はアルカリ性であり、青色のものを浸して赤色になれば酸性である。[成澤芳男]

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精選版 日本国語大辞典の解説

リトマス‐しけんし【リトマス試験紙】

〘名〙 リトマス溶液に濾紙を浸して乾かしたもの。溶液や気体の酸性・塩基性の判定に用いる。酸性で赤、塩基性で青を呈す。変色域は水素イオン濃度五~八程度。また、物事の価値などを判定する手掛かりや基準となるものをたとえてもいう。リトマス紙。〔稿本化学語彙(1900)〕
※文学の根本問題(1958‐59)〈中島健蔵〉五「人間観に関するリトマス試験紙」

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