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リバモリウム livermorium

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リバモリウム
livermorium

人工元素の一つ。元素記号 Lv。原子番号 116。2000年にロシアの合同核研究所とアメリカ合衆国のローレンス・リバモア国立研究所の科学者は,カルシウム48にキュリウム248を融合させて質量 292の 116番元素を得た。これはα粒子(ヘリウム核)を放出して,フレロビウムに崩壊した。最も長く存在するリバモリウムの同位体(→アイソトープ)の原子量は 293で,半減期は 53ミリ秒である。国際純正・応用化学連合 IUPACおよび国際純粋・応用物理学連合 IUPAPは名称をリバモリウム,元素記号を Lvとした。名称は発見場所であるローレンス・リバモア国立研究所にちなむ。

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デジタル大辞泉の解説

リバモリウム(livermorium)

超アクチノイド元素超ウラン元素の一。2000年ロシアと米国の共同研究チームがキュリウムカルシウムの原子を衝突させて生成した。ウンウンヘキシウム(ununhexium、元素記号Uuh)の暫定名で呼ばれていたが、2012年にIUPAC(国際純正・応用化学連合)により正式名とされた。研究チームのうち米国側のローレンスリバモア国立研究所にちなむ。元素記号はLv 原子番号116。

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百科事典マイペディアの解説

リバモリウム

元素記号Lv。原子番号116。超アクチノイド人工放射性元素の一つ。2000年ロシアのドゥブナ合同原子核研究所で初めて合成が報告され,その後,同研究所とアメリカのローレンス・リバモア国立研究所との共同研究によって存在が確認された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

リバモリウム
りばもりうむ
livermorium

超アクチノイド人工放射性元素の一つ。原子番号116、元素記号Lv。2000年にロシアのドゥブナ研究所で初めて合成が報告され、その後、同研究所とアメリカのローレンス・リバモア国立研究所との共同研究によって存在が確認された。暫定名称ウンウンヘキシウムununhexium、暫定記号Uuhとされていたこの元素に対して、2012年5月30日、国際純正・応用化学連合(IUPAC:International Union of Pure and Applied Chemistry)は、元素名をlivermoriumとし、元素記号をLvとする正式決定を発表した。同年6月、日本化学会は日本語元素名をリバモリウムとした。
 新元素の発見者・初合成者にはその名称を提案する権利はあるが、決定権はIUPACにある。ロシアの研究グループはmoscovium(モスコビウム)を望んだが、IUPACはローレンス・リバモア国立研究所の所在地であるカリフォルニア州リバモア市にちなむ名称を決定した。リバモア市の名称は、牧場主だったロバート・リバモアRobert Livermore(1799―1858)によるとされており、自然科学との関係が深くない人名に由来する元素名になっている。
 96番キュリウムと20番カルシウムとの核衝突実験で質量数290から293の同位体が2012年までに数十個合成された。各同位体ともきわめて不安定で、最長半減期はリバモリウム293の61ミリ秒である。α(アルファ)崩壊してフレロビウムになり、さらにα崩壊してコペルニシウムになる。周期表では16族、ポロニウムの下に位置する。[岩本振武]

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