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リョウブ(令法) リョウブClethra barbinervis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リョウブ(令法)
リョウブ
Clethra barbinervis

リョウブ科の落葉小高木。日本全土の日当りのよい山地に生える。高さは 6mぐらいで樹皮は茶褐色,紙のように薄くはげ,サルスベリの幹のようで目立つ。葉は長さ6~12cmの広卵状披針形で先はとがり,葉縁には鋸歯があって,手ざわりはあらく下面には毛が多い。葉の裏面は白色を帯び,10対前後の側脈が隆起していて目立つ。夏の初めに,白色5弁の小花を総状に多数つける。わずかな芳香を有し,ハチなども多く飛来する。幹は床柱材,また優良な木炭材となる。若葉はゆでたり,りょうぶ飯として食べられ,救荒植物となる。北アメリカにも同属近縁の種類がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

リョウブ【リョウブ(令法) Clethera barbinervis Sieb.et Zucc.】

日当りのよい山地に生えるリョウブ科の落葉小高木。樹皮ははげやすく,樹の膚は茶褐色で滑らかである。茎は下部から分枝して直立し,高さ3~7m。葉は枝先に集まってつき,広倒披針形でとがり,長さ8~13cm,幅3~9cm,縁にとがった鋸歯がある。7~8月,枝先に数本に分枝した総状花序に多数の白色でウメの花状の花をつける。花は径6~8mm,花弁は5枚,おしべは10本。めしべの子房は3室からなる。蒴果(さくか)は球形で径4~5mm,密に毛が生える。

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