レトロトランスポゾン

デジタル大辞泉 「レトロトランスポゾン」の意味・読み・例文・類語

レトロトランスポゾン(retrotransposon)

トランスポゾン一種DNAデオキシリボ核酸単位が直接転移するのではなく、一旦RNA(リボ核酸)に複写されたのち、逆転写酵素によってDNAの別の場所に転移する。これによりDNA配列の複製がなされる。レトロポゾン

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百科事典マイペディア 「レトロトランスポゾン」の意味・わかりやすい解説

レトロトランスポゾン

遺伝子DNAを抱えたまま,ある染色体から別の染色体へ遺伝子を転移させる働きを持つトランスポゾンのうち,自身はもとの場所から動かず,自分のコピーを転移する働きを持つもの。これまで下等動物では見つかっていたが,イネなどの植物にも普遍的に存在することが最近確認された。イネのレトロトランスポゾンは,傷ついたり病気になったりというストレスに反応し,活性化して自分のコピーである遺伝子を染色体の他の場所に転移させることでイネそのものの形質を変える。今後,植物の進化などに関する遺伝子機能の解析品種改良のスピードアップへの応用が期待される。→遺伝子工学バイオテクノロジー突然変異

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栄養・生化学辞典 「レトロトランスポゾン」の解説

レトロトランスポゾン

 真核生物多くがもつ因子で,逆転写して転移する因子.末端に長い反復配列をもつ.

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