デジタル大辞泉
「三つ道具」の意味・読み・例文・類語
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三つ道具
みつどうぐ
江戸期に、犯人逮捕の際などに用いたという長柄(ながえ)の武器の一種である、突棒(つくぼう)、刺股(さすまた)、袖搦(そでがらみ)を一組としていう。江戸期に関所、番所などに常備したので「番所の三つ道具」ともいう。すでに江戸初期の製作である『四条河原(がわら)遊楽図屏風(びょうぶ)』の歌舞伎(かぶき)の小屋、能楽の小屋の櫓(やぐら)(入口)の脇(わき)の竹矢来(たけやらい)に沿って立て並べているようすが描かれているので、治安・威儀の象徴的な道具として早くから一組として用いられていたものであろう。
[齋藤愼一]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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