コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

三体詩 さんたいし San-ti-shi

5件 の用語解説(三体詩の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

三体詩
さんたいし
San-ti-shi

中国,南宋の唐詩選集。「さんていし」とも読む。周弼 (しゅうひつ) の編。3巻。淳祐 10 (1250) 年頃成立。原名『唐賢三体詩法』。唐詩のうち七言絶句七言律詩五言律詩の3つの詩体の作品から選び,書名もそれによる。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

さんたいし【三体詩】

三体唐詩(さんたいとうし)

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

さんたいし【三体詩 Sān tǐ shī】

中国,唐代の詩の選集。南宋の周弼(しゆうひつ)編。七言絶句,七言律詩,五言律詩の3形式(三体)に限り,167人の作品494首を収める。原名を《唐賢三体詩法》といい,作詩の教本として編集され,詩の構成や表現の特色などによって各形式を6~8,合計21類に分け(実接,虚接,前虚後実など),各類に解説を付する。それは宋代に詩論が盛んになったこと,また作詩が大衆化したことを示している。《唐詩選》が初唐・盛唐の詩を重んずるのに対し,許渾,杜牧など中唐・晩唐の詩を多く採る。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

さんたいし【三体詩】

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

三体詩
さんたいし

中国、唐代の詩の選集。編者は南宋(なんそう)の周弼(しゅうひつ)。七言絶句、七言律詩、五言律詩の三つの形式(三体)に限り、唐の167人の作、494首を収める。各形式を詩の構成や表現のスタイルによって、合計21の「格」に分類し、それぞれ「実接」「虚接」「前実後虚」などと名づけて解説を加える。その「虚実」の説は詩の表現の理論としてきわめて興味深い。後の明(みん)代にできた『唐詩選』が雄健悲壮な初唐、盛唐の詩をおもに選んでいるのに対し、許渾(きょこん)、杜牧(とぼく)など中唐、晩唐の詩を多く採録し、平淡閑雅または警抜華麗な感覚を重んずる。元(げん)の僧円至と裴(はいゆ)の注を付した三巻本(原題『増註唐賢絶句三体詩法』)がもっとも普及したが、二十巻本、清(しん)の高士奇注の六巻本もある。日本でも室町時代の五山の禅僧たちに始まって広く愛読され、刊本の種類が多く、注釈も僧素隠『三体詩抄』、宇都宮遯菴(とんあん)『三体詩詳解』、明治になって野口寧斎『三体詩評釈』などがある。[村上哲見]
『村上哲見著『中国古典選29~32 三体詩1~4』(1978・朝日新聞社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の三体詩の言及

【中国文学】より

…宋代には詩論・詩話の類,つまり作詩法の著述が流行し,それらが印刷されていたのである。日本にも伝えられて久しく読まれていた《三体詩》も,作詩法の教科書であった。 南宋のころ北方を占拠した金とそれにかわって全土を支配した元,二つの異民族の統治の下でも漢民族の文化は維持された。…

【唐詩】より

…同じ艶体の詩でも李より後輩の韓偓(かんあく)の《香奩(こうれん)集》のほうが江戸の末に相当な数の読者を有していた。 唐詩の選集について言えば,日本で最も広く読まれたのは宋の周弼(しゆうひつ)の《三体詩》と明の李攀竜(りはんりゆう)の《唐詩選》で,中・晩唐の詩は前者により,初唐と盛唐の詩は後者によって知られた(前者の翻刻の初版は1654年で,後者は少し遅れる)。前者は今体詩だけを収め唐詩の繊細優艶の面が強調されたことになる。…

※「三体詩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

三体詩の関連キーワード近思録厳羽江西詩派滄浪詩話陳師道三体唐詩杜詩李杜子有古文苑

今日のキーワード

ネコノミクス

猫が生み出す経済効果を指す造語。2012年に発足した安倍晋三内閣の経済政策「アベノミクス」にちなみ、経済が低迷する中でも猫に関連するビジネスが盛況で、大きな経済効果をもたらしていることを表現したもの。...

続きを読む

コトバンク for iPhone