不飽和ポリエステル樹脂(読み)ふほうわポリエステルじゅし(英語表記)unsaturated polyester resin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

不飽和ポリエステル樹脂
ふほうわポリエステルじゅし
unsaturated polyester resin

不飽和ジカルボン酸 (フマル酸無水マレイン酸など) と二価アルコール (エチレングリコールなど) との重縮合により生成したポリエステル樹脂に,主としてスチレンなどのビニル化合物を加えてポリエステル中の不飽和結合とともに重合し,重合と同時に架橋して固化する熱硬化性樹脂である。特にガラス繊維を入れて補強したものは強度が大きく,強化プラスチックとして大量に用いられている。

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百科事典マイペディアの解説

不飽和ポリエステル樹脂【ふほうわポリエステルじゅし】

不飽和二塩基酸(無水マレイン酸など)とグリコール(エチレングリコールなど)とのエステル化反応によって線状のポリエステルを得,これにビニル系単量体(スチレンなど)を反応させて三次元構造とした熱硬化性樹脂。注形品,塗料,化粧板等にも用いられるが,ガラス繊維を基材とした強化プラスチックは耐衝撃性,ヤング率の非常に高い構造材料として多用される。
→関連項目熱硬化性樹脂ポリエステル樹脂

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世界大百科事典 第2版の解説

ふほうわポリエステルじゅし【不飽和ポリエステル樹脂 unsaturated polyester resin】

不飽和二塩基酸と2価のアルコールを重縮合させて不飽和ポリエステルをつくり,これにさらに不飽和結合をもつビニルモノマーをラジカル共重合させてつくられる熱硬化性樹脂をいう。無水マレイン酸とエチレングリコールやプロピレングリコールとを加熱重縮合させ,これにスチレンを共重合させたものが代表的なものである。不飽和ポリエステルをスチレンモノマーに溶解し,過酸化ベンゾイルを触媒として加え,さらに充てん材(炭酸カルシウムなど),ガラス繊維のような強化材,滑剤,着色剤などを加えて加熱重合させてつくる。

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