与那覇湾(読み)ヨナハワン

デジタル大辞泉 「与那覇湾」の意味・読み・例文・類語

よなは‐わん【与那覇湾】

沖縄県宮古島南西にある湾。湾内干潟になっており、シギチドリなどの渡り鳥多く飛来する。面積約0.7平方キロメートル。平成24年(2012)ラムサール条約登録された。

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日本歴史地名大系 「与那覇湾」の解説

与那覇湾
ゆなぱわん

宮古島西部にある入江。南北が約四キロ、東西は二―二・四キロで、北西方向に開口する。湾岸は東側が断層により直線状になっており、湾奥の東岸には小河川の崎田さきだ(咲田川)が流入し、南西岸には小さな入江がある。西岸は砂嘴である西浜いりぱま崎が北に延びている。湾内の水深は一〇メートル以下で、全体的には東岸近くで深く、西に行くに従って浅く、西岸は遠浅になる。湾周辺の地質は北岸および東岸が琉球石灰岩、南岸が泥岩、西岸が砂質である。底質が砂質の湾内には海草の海ブドウ(クビレツタ)・カニ類などが生息し、好漁場となっている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「与那覇湾」の意味・わかりやすい解説

与那覇湾
よなはわん

沖縄県西部,宮古島南西部の東シナ海に臨む湾。宮古島市に属する。水深が非常に浅く,干潮時には広大な干潟となる。リュウキュウスガモなどの海草藻場が広がり,シギチドリ類やクロツラヘラサギなど数多くの渡り鳥が飛来する。2011年国の鳥獣保護区および特別保護地区指定され,2012年ラムサール条約に登録。

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百科事典マイペディア 「与那覇湾」の意味・わかりやすい解説

与那覇湾【よなはわん】

宮古島の南西に入り込む湾。干満差が2m以上もあり,潮が引くと湾全体に干潟が出現する。西側には藻場が発達し,クロツラヘラサギツクシガモなど絶滅が危惧される種を含む多くの水鳥が憩う姿を見ることができる。ウミガメの姿を確認することもでき,多様な生態系が息づく干潟として貴重である。2012年7月,ラムサール条約登録湿地となる。
→関連項目ラムサール条約

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事典 日本の地域遺産 「与那覇湾」の解説

与那覇湾

(沖縄県宮古島市)
ラムサール条約湿地」指定の地域遺産。
干潟、シギ・チドリ類の渡来地。国指定鳥獣保護区、特別保護地区。島内最大の干潟

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