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宮古島市 みやこじま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

宮古島〔市〕
みやこじま

沖縄県西部,宮古諸島の大半を占める市。宮古島を中心に,伊良部島下地島池間島,来間島,大神島が含まれる。2005年平良市,城辺町,下地町,上野村,伊良部町が合体して市制。気候は高温多湿な亜熱帯海洋性で,台風や干魃などの自然災害を受けやすい。そこで安定した農業用水確保のため,皆福,砂川,福里の三つの地下ダムが建設された。市域のほとんどが隆起サンゴ礁で構成され,山地のない低く平坦な土地が広がり,耕地化されている。豊富な地下水を利用したサトウキビの生産が中心で,製糖工場もある。マンゴーやパパイヤ,葉タバコなども産する。一本釣りのカツオ漁も行なわれる。肉用牛などの飼育も盛ん。海沿いは海食による特異な形状の崖(→海食崖)や,前浜や砂山などのビーチ,伊良部島と下地島の間の通り池など景勝地が多く,リゾート地としての開発が進む。なかでも池間島の北方海上に広がる巨大サンゴ礁群の八重干潮(やえびし,やびじ)は有名で,海面からサンゴ礁が浮上する大潮の干潮時にあわせて祭りが行なわれ,観光客が多数訪れる。伝統技法で麻を紡ぎ染色した織物,宮古上布(→上布)は国の重要無形文化財に指定されている。全身に泥を塗った神が泥を塗り歩き厄を払う伝統儀式「宮古島のパーントゥ」は国の重要無形民俗文化財。豊見親墓(とぅゆみゃばか)は国の重要文化財。伊良部島と下地島,および周辺海域は伊良部県立自然公園に属する。池間島,来間島と宮古島,および下地島と伊良部島は橋で結ばれ,宮古島の平良港からは伊良部島,多良間島などへのフェリーが運航される。宮古島内を国道390号線が通る。面積 204.2km2。人口 5万1186(2015)。

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