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「ヤンバン(両班)」のページをご覧ください。
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…ただ朱子学以前の儒教(三国時代から高麗朝後期までの)は支配思想であった仏教と共存して存在できた儒教であり,哲学は仏教にゆだね,もっぱら詩文の才を政治・外交面で発揮した文詞・文学儒教であったので,朝鮮儒教の真面目は儒教が支配思想となった李朝500年に現れたといえる。 まず朝鮮における儒教の特徴は文臣優位の両班(ヤンバン)の儒教である。両班は李朝の支配階級(在地の中小地主層)で,力役や兵役免除の特権をもち,官職以外には農工商のいかなる職業にも従事しなかった。…
…しかしむらは尊位・頭民などと呼ばれる長老が治める独自の世界であった。現存の史料からみると,むらには人口数十人規模のものが多く(100人を超えるものは少ない),一般に両班(ヤンバン),常民,奴婢など各身分が混住していた。しかし駅集落には駅吏身分の者が多いなど,同一身分の人々が多く居住するむらもあり,とくに両班は同族で集住する傾向が強く,いわゆる同姓部落が数多く存在して,大規模なものになると広大な地域を垣で囲って集落を作り,一族の子弟教育のための学校まで建てるなど,周辺の民衆を威圧していた。…
…したがって養子の縁組は姓も本貫も同じくする同姓同本の近親内の,しかも子の世代に当たる者に限られた。とりわけ上層の両班(ヤンバン)社会においては,老後の奉養と死後の祭祀を担当する後継者を確保する方策として養子が採られた。養子を迎える最大の理由は,族譜上の継承と祖先祭祀にあるが,一方では〈麦一升あれば養子に行かない〉ということわざに示されるように,家産も考慮された。…
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