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族譜 ぞくふ zu-pu; tsu-p`u

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

族譜
ぞくふ
zu-pu; tsu-p`u

中国およびその文化圏でつくられる系譜中心の同族の記録。宗譜ともいう。六朝時代,門閥制が発達すると各氏族は競って氏譜,家伝などをつくり,唐代にかけては官撰の大部な氏族志の類までできた。

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デジタル大辞泉の解説

ぞく‐ふ【族譜】

一族の系譜。系図。家譜。

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百科事典マイペディアの解説

族譜【ぞくふ】

中国や朝鮮の家系に関する記録。中国では六朝の九品官人法の採用により,系譜が官吏任用の際の重要な参考とされたので,各氏族はその撰集に関心をもち多く作られた。隋・唐の間には勅撰氏族譜が作られ,図譜局で統制した。

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世界大百科事典 第2版の解説

ぞくふ【族譜】

中国の宗族(そうぞく)の間で作成された家系に関する記録。宗譜,家譜,世譜,家乗などともいわれる。時期的には貴族制時代の六朝・隋・唐代に最初の盛行を見るが,これは家系の良否が一族の政治的社会的地位を決定したからである。各王朝も官僚選出のために,国家的な修譜を行ったりした。しかし唐・宋の変革によって門閥貴族が没落すると,政治的意味あいを持つ族譜の編纂は廃れてしまう。代わって宋以後には,11世紀の欧陽修《欧陽氏譜図》と蘇洵《蘇氏族譜》を初発として,新支配層となった地主・士大夫の手で族譜は盛んに作成された。

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大辞林 第三版の解説

ぞくふ【族譜】

一族の系図。家譜。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

族譜
ぞくふ

一族の系譜を記した家系譜。中国の後漢(ごかん)時代に王室の系譜を記録したのがその嚆矢(こうし)とされる。朝鮮でも高麗(こうらい)時代から編纂(へんさん)されたといわれるが、現存する最古の族譜としては、15世紀につくられた安東権氏の「成化譜」がある。族譜にはまず編纂時の序文や、先祖・顕祖の事跡、行状記、墓碑文、顕祖の墓や祖廟(そびょう)の所在図などが記載され、始祖から現世代に至る一族のすべての男性成員の名、字(あざな)、号、諡号(しごう)、官職、生没年月日、墓の所在地、配偶者の姓と本貫(ほんがん)などが記載される。ただし、女の名は記載されず、嫁ぐと夫の姓名・本貫と、その父や顕祖、子の名が記されるだけの、徹底した男系中心の記録である。族譜は現代でこそだれでもつくってもてるが、封建社会では両班(ヤンバン)氏族しかもつことができず、いわば両班の証書のようなもので、これがないと常民に転落、兵役なども負わされることから、李朝(りちょう)中期以後、族譜編纂事業に一段と拍車がかかった。族譜には、始祖から現世代に至るまでの一族を網羅した大同譜と、有力な人物を派祖とする一派を単位として編纂される派譜とがある。大同譜の編纂は大掛りで、大氏族の場合ほとんど不可能に近く、したがって30~40年ごとに編纂される派譜が主であるが、始祖までの系譜と各派間の系統は明らかにされなければならない。族譜が両班の表徴といわれるだけに、両班志向の強い社会的風潮のなかで、いまも編纂事業は盛んに行われ、写真を入れるなどさまざまなくふうも試みられている。[尹 學 準]
『尹學準著『オンドル夜話』(中公新書)』

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世界大百科事典内の族譜の言及

【朝鮮】より

…門中の始祖から代々その後継ぎとなってきた家(長男の系統)を宗家(チョンガchongga),その当主を宗孫(チョンソンchongson)と呼ぶが,これは門中の象徴的中心である。
[本貫,族譜,門中]
 出自(同一の祖先の子孫であること)を示すのが姓と本貫である。朝鮮の姓は約260種類と限られているが,多くの姓はさらに系統によっていくつもの氏族に分かれている。…

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