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中山世鑑 ちゅうざんせいかん

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大辞林 第三版の解説

ちゅうざんせいかん【中山世鑑】

琉球王国、最初の正史。1650年国王の命で向象賢しようしようけんが編述。全六巻。和文体。のち増補訂正を加え、漢訳化し「中山世譜」とした。

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(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

中山世鑑【ちゅうざんせいかん】

琉球最初の正史。5巻。尚象賢(しょうじょうけん)著,1650年成立。尚清(しょうせい)王代の1555年までが記述されるが,尚真(しょうしん)王代が欠落するなどの不備がある。
→関連項目中山世譜

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世界大百科事典 第2版の解説

ちゅうざんせいかん【中山世鑑】

〈せかん〉とも読む。琉球(中山はその別称)の最初の史書。1650年国王の命により向象賢(しようじようけん)の手で編述された。全5巻。尚清王代の1555年までの記述を含むが,歴史上重要な位置を占める尚真王の治世が完全に欠落するなど不備が目だつ。また歴史叙述のうえでも客観性を欠くなど問題点が随所にみられるが,後世の史書に多大の影響を与えたこと,向象賢の思想を検討できることなどの点で史料的価値が高い。【高良 倉吉】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

中山世鑑
ちゅうざんせいかん

琉球(りゅうきゅう)王国の正史(せいし)。「~せかん」とも読む。1650年(慶安3)向象賢(しょうしょうけん)が王尚質(しょうしつ)の命によりまとめあげた琉球最初の史書として知られる。冒頭に総論を置き、全5巻よりなる。開闢(かいびゃく)神話から第二尚(しょう)氏王朝4代目の王尚清(しょうせい)代の1555年(弘治1)までの記述を含むが、なぜか尚真(しょうしん)代(在位1477~1526)の記事を欠いている。和文で記述されており、序文には和暦が用いられている。これは、島津侵入事件(1609)後の琉球の置かれた政治的現実を踏まえ、薩摩(さつま)、日本に対する配慮を前提としているからである。金石文や中国側の史書などを参照しつつまとめており、また『保元(ほうげん)物語』など戦記文学のスタイルもかなり取り入れている。史書としての不備が指摘されてはいるものの、後世の琉球の史書の枠組みを規定した点で重要な位置を占めている。[高良倉吉]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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