中気(読み)チュウキ

デジタル大辞泉 「中気」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐き【中気】

悪気あたる意》「中風ちゅうふう」に同じ。「中気病み」
冬至から次の冬至までを12等分した各区分点。二十四節気の偶数番目のもので、冬至大寒雨水春分穀雨小満夏至大暑処暑秋分霜降小雪がこれにあたる。

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精選版 日本国語大辞典 「中気」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐き【中気】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ちゅうふう(中風)
    1. [初出の実例]「及夜常如院中気絶入、雖然無殊儀云々」(出典:多聞院日記‐元亀二年(1571)一〇月一二日)
    2. 「されば中気(チウキ)は、宿でござらば、薬を調合いたしませふずれ共」(出典:狂言記・針立雷(1700))
    3. [その他の文献]〔証治準縄‐諸中門〕
  3. 陰暦で各月の後半をいう。陰暦では各月を二分して二四節気を数えるが、その奇数番目を節と称するのに対して、偶数番目を中気と称する。雨水・春分・穀雨・小満・夏至・大暑・処暑・秋分・霜降・小雪・冬至・大寒がこれにあたる。〔名語記(1275)〕 〔後漢書‐律暦志下〕
  4. 漢方で、脾胃の気。脾臓と胃の働き。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「中気」の意味・わかりやすい解説

中気
ちゅうき

悪気(あくき)に中(あた)る意で、脳卒中の発作後にみられる片麻痺(へんまひ)(半身不随)をさす場合が多い。

[編集部]

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百科事典マイペディア 「中気」の意味・わかりやすい解説

中気【ちゅうき】

半身不随や,腕または脚の麻痺(まひ)する病気俗称。→脳卒中

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改訂新版 世界大百科事典 「中気」の意味・わかりやすい解説

中気(節気) (ちゅうき)


中気(病気) (ちゅうき)

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普及版 字通 「中気」の読み・字形・画数・意味

【中気】ちゆうき

中風

字通「中」の項目を見る

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中気」の意味・わかりやすい解説

中気
ちゅうき

中風」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の中気の言及

【二十四節気】より

…12個の中気と12個の節気の総称で,中国の戦国時代に成立した。節気ないし二十四気とも略称する。…

【脳卒中】より

…脳血管障害では意識障害や運動麻痺を必ずしも示すとは限らないが,広義に解釈して急性型の脳血管障害という意味で用いることも多い。また,中風(ちゆうふう∥ちゆうぶう)または中気という言葉が脳卒中と同義に用いられることもあるが,一般には,卒中発作後,後遺症として半身不随(片麻痺)などの運動麻痺を残した状態をいうことが多い。
[原因疾患]
 (1)脳出血(脳溢血(のういつけつ)),(2)脳梗塞(のうこうそく),(3)くも膜下出血,(4)高血圧性脳症などがある。…

※「中気」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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