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五木[村] いつき

百科事典マイペディアの解説

五木[村]【いつき】

熊本県球磨(くま)郡,球磨川の支流川辺川上流の九州山地中にある村。藩政時代地頭が支配,隔絶された山村のため封建制度が根強く続き,哀切な《五木の子守歌》は名子・被官制への諦(てい)観から生まれた歌という。茶,クリ,シイタケを産するが,かつての焼畑農業はなくなった。近年発電・林業・観光・道路開発が進み著しく変容した。252.92km2。1205人(2010)。
→関連項目川辺川ダム九州中央山地国定公園

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世界大百科事典 第2版の解説

いつき【五木[村]】

熊本県中南部,人吉盆地の北部に位置する球磨(くま)郡の村。人口1687(1995)。全域が急峻な九州山地に含まれ,平地はきわめて少ない。五木川が南流し,西部山地に発する小川と合流して川辺川になる。頭地を中心とした山村で,村の起源は木地屋集団の定着によるとも,平家落人が住みついたともいわれる。江戸時代は相良藩領で,33人の地頭が村を支配した。昭和20年代までは焼畑農業が盛んであったが,昭和30年代の高度成長期に植林が進み,今はほとんどみられなくなった。

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世界大百科事典内の五木[村]の言及

【熊本[県]】より

…人吉盆地の中心にある人吉市は鎌倉時代以来の古い城下町で,焼酎,木材,茶,栗を産するほか,近年電気機器などの進出がみられる。奥地に平家落人伝説をもつ五家荘や九州第2の規模の川辺川ダム建設計画のある五木村がある。球磨川下りは人吉温泉,球泉洞とともに人吉観光の中心をなしている。…

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