精選版 日本国語大辞典 「五木」の意味・読み・例文・類語
ご‐ぼく【五木】
ご‐もく【五木】
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熊本県中南部,人吉盆地の北部に位置する球磨(くま)郡の村。人口1205(2010)。全域が急峻な九州山地に含まれ,平地はきわめて少ない。五木川が南流し,西部山地に発する小川と合流して川辺川になる。頭地を中心とした山村で,村の起源は木地屋集団の定着によるとも,平家の落人が住みついたともいわれる。江戸時代は相良藩領で,33人の地頭が村を支配した。昭和20年代までは焼畑農業が盛んであったが,昭和30年代の高度成長期に植林が進み,今はほとんどみられなくなった。山林が村域の9割以上を占めるため林業が基幹産業で,材木,たけのこ,シイタケ,雑穀,茶などを産する。《五木の子守唄》の発祥の地として全国に知られ,太鼓踊,棒踊などの民俗芸能も行われる。縄文時代の頭地遺跡などがある。
執筆者:松橋 公治
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
漢方などで薬用にする5種類の木。「ごもく」ともいう。文献によりその種類は一定せず、(1)ウメ、ヤナギ、モモ、クワ、スギ、(2)クワ、エンジュ、モモ、コウゾ、ヤナギなどさまざまである。これらを煎(せん)じて薬用とし、五木湯(ごもくゆ)という。一説に、脚気(かっけ)に効くという。また、江戸時代、藩主が伐採を禁じた5種類の木、すなわち停止木(ちょうじぼく)、留木(とめぎ)をいい、多くは常緑樹や有用材であったが、藩によってその種類は異なることがあり、また七木、九木のところもあった。また、賭博(とばく)の一種をいうが、これは古く中国の博打(ばくち)の樗蒱(ちょぼ)で、5個の木製の賽(さい)を用いたところからといい、また、賭博の賽を五木でつくったところからともいう。
[藁科勝之]
…人吉盆地の中心にある人吉市は鎌倉時代以来の古い城下町で,焼酎,木材,茶,栗を産するほか,近年電気機器などの進出がみられる。奥地に平家落人伝説をもつ五家荘や九州第2の規模の川辺川ダム建設計画のある五木村がある。球磨川下りは人吉温泉,球泉洞とともに人吉観光の中心をなしている。…
※「五木」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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