コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

五色塚古墳 ごしきづかこふん

大辞林 第三版の解説

ごしきづかこふん【五色塚古墳】

兵庫県神戸市垂水区にある四世紀の前方後円墳。家形・蓋形・鰭付ひれつき埴輪が出土。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

百科事典マイペディアの解説

五色塚古墳【ごしきづかこふん】

兵庫県神戸市垂水区にある,県内最大の前方後円墳で国の史跡に指定。明石海峡が望める丘陵上にあり,全長194mで3段の墳丘をなし,周囲に空堀を備える。4〜5世紀の築造とされるが,埋葬主は不明。古墳上部の平坦部分には,推定2200本もの円筒埴輪(はにわ)が並べられていたことから,千壺古墳ともいう。1975年に復元・整備事業が完成し,築造当時に近い姿が見られるようになった。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ごしきづかこふん【五色塚古墳】

兵庫県神戸市垂水区五色山4丁目に所在する前方後円墳。垂水丘陵の南麓に南面して築かれ,明石海峡をはさんで淡路島指呼の間にのぞむ。全長194m,後円部径125m,前方部幅81mをはかる。墳丘を3段に築き,周濠葺石(ふきいし),埴輪を有する。西側に接して円墳の小壺古墳が現存する。1965年から神戸市教育委員会が整備事業を進め,75年に完工した。その間に行った墳丘の発掘調査によって,古墳の外表に関する新しい知見が得られた。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

五色塚古墳
ごしきづかこふん

兵庫県神戸市垂水(たるみ)区五色山四丁目にある前期古墳。瀬戸内海に面した台地の端に築かれた兵庫県下最大の前方後円墳で、墳頂からは明石(あかし)海峡を隔てて淡路島を望むことができる。古墳の規模は全長194メートル、後円部径125メートル、高さ18メートル、前方部幅81メートルである。墳丘は三段築成で、斜面には全面に葺石(ふきいし)があり、上段と中段は大きめの石、下段は小さめの石が使われており、総数約223万個、総重量約2750トンと推定されている。地質学的にみると、下段の石は近くの河原や海岸のものであるが、上・中段の石は淡路島のものであるらしく、『日本書紀』神功(じんぐう)皇后摂政(せっしょう)元年2月条の、淡路島から石を運んで古墳をつくったという記事との関連が注目される。また、墳頂部、上・中段テラスには円筒、蓋(きぬがさ)などの埴輪(はにわ)が巡らされている。埋葬施設は不明。1975年(昭和50)に墳丘の復原整備工事が完成し、築造当初の姿が再現されている。1921年(大正10)国の史跡に指定された。[望月幹夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の五色塚古墳の言及

【葺石】より

…礫は拳大から人頭大の河原石がよく使われ,付近の河川から運ばれた。墳丘の全面が調査された兵庫県明石市の五色塚古墳(前方後円墳。194m)では,礫の総数は約220万個,総重量が約2800tと推定され,一部は淡路島から船で運ばれたと考えられている。…

※「五色塚古墳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

ユニコーン企業

企業としての評価額が10億ドル(約1250億円)以上で、非上場のベンチャー企業を指す。ベンチャー企業への投資を専門的に行う投資会社を「ベンチャーキャピタル(venture capital)」と呼ぶが、...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android