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人工鉱物 じんこうこうぶつartificial mineral

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

人工鉱物
じんこうこうぶつ
artificial mineral

人工的に合成された鉱物合成鉱物ともいう。ただし,正確な定義はなく,塩,氷砂糖,種々の有機結晶は人工鉱物とはいわない。人工ダイヤモンドコランダムなど硬度の大きいものをさすことが多い。

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百科事典マイペディアの解説

人工鉱物【じんこうこうぶつ】

人造鉱物,合成鉱物とも。天然産鉱物と同じ物理・化学的性質をもった合成物。現在ではコランダム水晶雲母ダイヤモンドなどの有用鉱物が実験室または工業的規模で相当量合成されており,純研究目的で複雑な鉱物も合成されている。合成には水溶液からの晶出,原料を溶融して結晶化,高温高圧下で晶出させる方法などが用いられる。非常に純度の高いもの,必要な性質をもったものなど,天然産よりも利用価値の高いものが作れる。→合成宝石

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世界大百科事典 第2版の解説

じんこうこうぶつ【人工鉱物 artificial mineral】

人造鉱物man‐made mineralともいう。天然に産出する鉱物と同一の成分,構造,組織を,化学的・物理的手法で達成したものをいい,構造,組織が天然鉱物と同一で,成分,組成を異にする無機固体,あるいはさらに広く一般の無機固体も含める場合がある。合成鉱物synthetic mineralはほぼ同義に用いられるが,溶融再結晶化であるルビーやダイヤモンド製作は,厳密にいえば合成ではない。 鉱物,特に宝石,貴石の人工鉱物化はかなり古くから試みられたが,実質的に開始されたのは近代化学の勃興と軌を一にし19世紀からである。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

人工鉱物
じんこうこうぶつ

最初は人工的につくられ、天然には存在しない結晶物質をさしていたが、のちにそうしたものが天然に発見されたりして、定義がはっきりしなくなった。現在では、人工的に、無機的物質(鉱物をも含む)を原料として生成した固体物質で、一定の化学組成と原子配列をもったものをさす。合成鉱物もほぼ同義語であるが、原則的には原料としてまったく鉱物を用いずにつくったものをさす。[加藤 昭]
『人工鉱物工学会編『人工鉱物と先端技術材料』(1988・講談社) ▽人工鉱物工学会編『機能性結晶材料と人工鉱物』(1991・講談社)』

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