今川(読み)イマガワ

大辞林 第三版の解説

いまがわ【今川】

姓氏の一。清和源氏。足利義氏の孫国氏が三河国幡豆郡今川庄を与えられたのに始まる。範国は足利尊氏に従って軍功があり、遠江とおとうみ・駿河守護として同地方に基礎をすえた。義元の代に至って駿河・遠江・三河に及ぶ領国支配を確立、最盛期を迎えたが、義元は1560年織田信長に討たれ敗死、子氏真の代に滅亡した。

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精選版 日本国語大辞典の解説

いまがわ いまがは【今川】

[1]
※雑俳・西国船(1702)「一つ宛今川の義理いやがない」
※歌舞伎・けいせい花絵合(1773)三の口「すべて武家に育つ娘には、おさない時より女ていきん、今川などよみならわせ」
[2] 〘名〙 「いまがわやき(今川焼)」の略。

いまがわ いまがは【今川】

姓氏の一つ。源姓足利氏の支流。鎌倉期、足利義氏の子長氏の二男国氏が、三河国今川荘を得、それを冠して、今川氏を称したとされる。鎌倉幕府倒幕に際しては、国氏の孫範国は足利尊氏に従い、その後、駿河・遠江二か国の守護となり、また室町幕府の引付頭人として幕政を担った。範国の二男貞世(了俊)は、九州探題となって辣腕をふるった。関東の動向を監視し、幕府の関東対策の一翼を担った。斯波氏に遠江の守護を奪われた時期もあるが、一六世紀初頭の氏親の代に遠州を勢力下におさめ、分国法今川仮名目録」を制定し、戦国大名への脱皮を果たした。義元の代にいたり、三河を支配下に入れ、駿河・遠江・三河の東海三か国を支配する大名へと成長したが、織田信長に破れ、後を継いだ氏真は、武田・徳川・北条氏らの侵攻をうけ、戦国大名としての今川氏は滅んだ。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典の解説

今川
いまがわ

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
初演
慶安1(江戸)

今川
(通称)
いまがわ

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
元の外題
子宝今川状 など
初演
享保5.11(江戸・市村座)

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