伊奈[町](読み)いな

百科事典マイペディア 「伊奈[町]」の意味・わかりやすい解説

伊奈[町]【いな】

茨城県南西部,筑波郡の旧町。1985年町制。北東部は台地で,南西部は小貝(こかい)川沿いの低地町名は江戸時代初期,小貝川治水に貢献した伊奈忠治由来稲作のほかネギ,ニンジンなどの栽培が盛ん。ゴルフ場が多い。都心から50キロ圏内であることと筑波研究学園都市に接することから,宅地開発が進められている。間宮(まみや)林蔵の出身地で生家が復元されている。2005年つくばエクスプレスが開業。2006年3月,筑波郡谷和原村と合併し市制つくばみらい市となる。45.54km2。2万5771人(2003)。

伊奈[町]【いな】

埼玉県東部,北足立(きたあだち)郡の町。大宮台地の東縁にあたり,東端を綾瀬川が流れる。米麦中心の純農村地帯であったが,都市化とともに人口が増加している。果樹施設野菜・植木栽培が盛ん。中心は小室(こむろ)で,大宮から埼玉新都市交通が通じる。2004年に日本薬科大学開校。14.79km2。4万2494人(2010)。

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