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伊王島 いおうじま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

伊王島
いおうじま

長崎県南部,長崎市中部の旧町域。長崎湾に浮かぶ伊王島と沖之島からなる。 1962年町制。 2005年長崎市に編入。 1935年に海底炭層が発見され,1941年に採炭を本格開始,1960年には最盛期を迎え,人口 7266を数えるにいたったが,1972年廃鉱。他の西海の離島と同様,カトリック信徒が多く,沖之島天主堂がある。海岸部には廃油処理施設がある。伊王島-沖之島間は2本の橋で結ばれ,長崎港から定期船がある。

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デジタル大辞泉の解説

いおう‐じま〔イワウ‐〕【伊王島】

長崎県南部、長崎市南西約10キロメートルの沖合にある島。長崎市に属する。面積1.3平方キロメートル、最高点は109メートル。船津瀬戸をはさんで沖之島に対する。かつて炭鉱の島として知られたが、昭和47年(1972)閉山された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

伊王島
いおうじま

長崎県南部、西彼杵(にしそのぎ)郡にあった旧町名(伊王島町(ちょう))。現在は長崎市の一地区(長崎市伊王島町)。旧伊王島町は1962年(昭和37)町制施行。2005年(平成17)長崎市へ編入。旧町域は、長崎港外に位置し、伊王島(1.25平方キロメートル)、沖之島(0.95平方キロメートル)からなり、2島間は、1911年(明治44)架設された36メートルの橋で結ばれている。港はその橋の近くにあり、長崎港から定期船がある。1941年(昭和16)に沖之島に開坑された伊王島炭鉱は、年間39万トン(1966)の弱粘結原料炭を生産するビルド鉱として将来を期待されたが、石炭斜陽化によって、1972年(昭和47)閉山。一方、馬込(まごめ)地区には、新たなタンカーサービス(廃油処理施設)が建設されている。近年は、リゾート施設を拡充するなど観光開発を推進している。地域内にはカトリック集落が多く、1890年(明治23)建設され、1931年(昭和6)改築の沖之島天主堂(馬込教会)が馬込にある。真鼻(まばな)のフランス式灯台は1870年(明治3)建設され、日本ではもっとも古い灯台に属する。県指定有形文化財の伊王島灯台旧吏員退息所(りいんたいそくしょ)は、修復され1988年(昭和63)に伊王島灯台記念館として開館、灯台の歴史などを紹介している。灯台、記念館ともにR・H・ブラントンの設計。2011年長崎市香焼(こうやぎ)町と沖之島との間に伊王島大橋が開通し、九州本島と陸続きとなった。伊王島の人口は277、沖之島の人口は515(2009)。[石井泰義]
『『伊王島町史』(1973・伊王島町)』

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世界大百科事典内の伊王島の言及

【伊王島[町]】より

…人口1160(1995)。長崎市の南西海上10kmの沖合に横たわる伊王島,沖之島両島からなり,両島は橋で結ばれている。標高100m前後の山地が多く,平地に乏しい。…

※「伊王島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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