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伊那節 イナブシ

5件 の用語解説(伊那節の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

いな‐ぶし【伊那節】

長野県伊那地方の民謡。祝儀歌・盆踊り歌としてうたわれ、古くは御嶽山(おんたけさん)節といわれた。「天竜下ればしぶきに濡れる」は大正5年(1916)の新作歌詞。

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百科事典マイペディアの解説

伊那節【いなぶし】

伊那地方の代表的民謡。天竜川下りの歌として知られるが,明治末までは〈御岳山(おんたけさん)〉などの名で,広く信濃や三河,飛騨などの山間地にかけて,祝歌,仕事歌として歌われた。

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世界大百科事典 第2版の解説

いなぶし【伊那節】

天竜川流域の長野県伊那谷地方の祝歌,盆踊歌。現行の歌詞は1916年に伊那風景探勝会が,観光宣伝を目的に募集したもので,入選作の一つ。作詞は小笠原秀雄。元歌は伊那と木曾を結ぶ権兵衛峠の〈馬子唄〉でもある,この地方で古くからうたわれていた《御岳節》で,囃子詞〈ア ソリャコイ アバヨ〉は峠を往来する馬子たちの挨拶からできたものだという。33年7月市丸が歌ったレコードが発売され,全国的に流行した。【須藤 豊彦】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

伊那節
いなぶし

長野県天竜川沿い伊那谷(いなだに)で歌われてきた民謡。今日では、大正時代の初め天竜川下り舟遊びの観光宣伝に一般から募集した際の入選作「天竜下ればしぶきにぬれる……」という歌詞で代表されるが、これよりもっと古いものがある。「木曽(きそ)へ木曽へとつけ出す米は 伊那や高遠(たかとお)のお蔵米(くらまい)……」の歌詞で始まるこの『伊那節』の源流は、信濃(しなの)国(長野県)や隣り合わせる国々の山間部で、祝い唄(うた)、労作唄、盆踊り唄として歌われていた『御岳山節(おんたけさんぶし)』である。元禄(げんろく)年間(1688~1704)木曽谷と伊那谷とを結ぶ権兵衛(ごんべえ)峠が切り開かれてから『御岳山節』は馬子や宿場の女たちによって広められた。明治時代末、長野市で開催された共進会で公開され、以後『伊那節』の名で全国的に有名になった。[斎藤 明]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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