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権兵衛峠 ごんべえとうげ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

権兵衛峠
ごんべえとうげ

長野県南西部,木曾山脈の北部を横断する峠。標高 1522m。伊那盆地北部と木曾谷北部を結ぶ権兵衛街道の峠で,元禄9 (1696) 年に木曾谷の牛方であった古畑権兵衛が中心となって改修したことが名称の由来。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

権兵衛峠
ごんべえとうげ

長野県の南西部、木曽(きそ)山脈の北部を横断する峠。標高1523メートル。伊那(いな)盆地の米と、木曽谷の漆器や曲物(まげもの)細工などを交流するため、1696年(元禄9)に木曽谷の地元農民古畑権兵衛が中心になって改修したのでこの名がついた。現在、西の姥神トンネルと合わせて国道361号になり、通年木曽谷の国道19号(藪原~宮ノ越間)へ接続可能となった。峠からは南アルプスや乗鞍(のりくら)岳の全容が眺められ、紅葉の景観はすばらしい。峠を通る江戸時代の街道が信濃路(しなのじ)自然歩道に指定されている。[小林寛義]

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世界大百科事典内の権兵衛峠の言及

【伊那[市]】より

…かつては製糸業の町であったが,現在は電子部品や精密機械などの工業が発展して,諏訪地方の外縁の工業地帯となっている。付近一帯は米作地で,その余り米を木曾に運ぶ時利用した権兵衛峠は眺望もよく,〈涙米とはこれ情けなや伊那や高遠の余り米〉と歌われた《伊那節》発祥の地として観光地となっている。天竜川の河床からとれるザザムシ(カワゲラなどの幼虫)や馬肉の刺身などは郷土色豊かな食物で,名物になっている。…

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