伝染性軟属腫(読み)でんせんせいなんぞくしゅみずいぼ(英語表記)Molluscum Contagiosum

家庭医学館 「伝染性軟属腫」の解説

でんせんせいなんぞくしゅみずいぼ【伝染性軟属腫(みずいぼ) Molluscum Contagiosum】

[どんな病気か]
 ポックスウイルス科の伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)ウイルスの感染によっておこる病気です。幼児期から小学生の間に、80%以上の子どもがかかるといわれています。感染経路は直接接触感染や、かくことによる自家感染スイミングプールでのビート板などを介する間接接触感染などです。とくにアトピー性皮膚炎(せいひふえん)の子どもには感染しやすいようです。
 できるいぼは、1~5mm大で半球状、つるっとした白色調のイボで、大きいものは真ん中に小さな凹(くぼ)みがあります。
 自然に消えていくものですが、その時期を予測することはできません。放っておくと数が増えて広がったり、人に感染することになりますから、治療を受けましょう。
[治療]
 特別なピンセットを使って内容物をしぼり出す方法が一般的です。

出典 小学館家庭医学館について 情報

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