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佐渡島長五郎 さどしまちょうごろう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

佐渡島長五郎
さどしまちょうごろう

[生]元禄13(1700)
[没]宝暦7(1757)
歌舞伎俳優。所作事の名手として有名。舞踊の佐渡島流の祖とされる伝八の子。正徳末 (1715~16頃) から歌舞伎役者として舞台に立ち,三都で活躍。寛保1 (41) 年には大坂で座本をつとめ,2世市川団十郎を江戸から呼んだ。のちに俳優をやめ,剃髪して蓮智坊を名のり,京都に住む。彼の創案になる『二丁鼓』など所作事に名を残す。その著『佐渡島日記』 (『役者論語』所収) は日本舞踊の文献として貴重である。2世は寛政5 (93) 年に3世嵐新平が襲名。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

佐渡島長五郎
さどしまちょうごろう
(1700―1757)

江戸中期の歌舞伎(かぶき)俳優。舞踊の佐渡島流の祖、佐渡島伝八の子。立役(たちやく)の俳優であったが、むしろ舞踊の名手として有名。1741年(寛保1)大坂で座本になり、2世市川団十郎(海老蔵(えびぞう))を2000両の高給で江戸からよんだことは演劇史上有名である。晩年は剃髪(ていはつ)して蓮智坊と名のる。舞踊に関する芸談や秘伝を記した著書『佐渡島日記』が、『役者論語』のなかに含まれて後世に伝わった。遊女歌舞伎の佐渡島歌舞伎の座から系統を引く俳優の姓かと想像されるが、推移は不明である。[服部幸雄]

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