(読み)カ

デジタル大辞泉 「佳」の意味・読み・例文・類語

か【佳】[漢字項目]

常用漢字] [音](慣) [訓]よい
姿形が整って美しい。「佳境佳景佳人佳麗絶佳
すぐれている。りっぱな。「佳句佳作佳品
時機がちょうどよい。めでたい。「佳日佳辰かしん佳節
[名のり]よし

か【佳】

[名・形動]よいこと。すぐれていること。美しいこと。また、そのさま。「味すこぶるなり」「夕方景色もまたである」

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精選版 日本国語大辞典 「佳」の意味・読み・例文・類語

か【佳】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) すぐれていること。よいこと。美しいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「とりわけ、春の時分、風景佳なるぞ」(出典:中華若木詩抄(1520頃)中)
    2. [その他の文献]〔陶潜‐飲酒二十首詩〕

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普及版 字通 「佳」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 8画

[字音] カ・カイ
[字訓] よい・めでたい

[説文解字]

[字形] 形声
声符は圭(けい)。〔説文〕八上に「善なり」とあり、人の佳善なるをいう。

[訓義]
1. よい、うつくしい。
2. 事物のよきものをいう。好ましい、めでたい。

[古辞書の訓]
名義抄〕佳 ヨシ・オホイナリ・フカシ・フサヌ・カス・ミナ

[語系]
佳ke、嘉keaiは声義近く、人には佳といい、ことには嘉といったのであろう。

[熟語]
佳意・佳雨・佳客・佳気・佳期・佳器佳妓佳謔・佳興・佳境・佳句・佳偶・佳景佳恵・佳言・佳語・佳作・佳士・佳詩・佳事・佳時・佳実佳趣・佳酒佳什・佳称・佳章・佳色佳辰・佳人・佳政・佳晴・佳夕佳設・佳節・佳絶佳饌・佳・佳致・佳兆佳配佳美佳賓・佳兵・佳・佳名・佳佳冶・佳容・佳麗・佳話
[下接語]
景佳・殊佳・清佳・絶佳・善佳・幽佳・両佳・麗佳

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