傷付ける(読み)キズツケル

デジタル大辞泉 「傷付ける」の意味・読み・例文・類語

きず‐つ・ける【傷付ける/×疵付ける】

[動カ下一][文]きずつ・く[カ下二]
傷を負わせる。けがをさせる。「あやまって相手を―・ける」
物の表面に傷を生じさせる。物の一部を損なう。「レンズを―・けないよう注意する」
人の感情などを損なう。「体面を―・ける」「人を―・ける発言
[類語]傷害刃傷壊す破壊する損壊する毀損きそんする破損する損傷する損ずるそこなうこぼ欠く砕く割る破る崩すつぶ

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精選版 日本国語大辞典 「傷付ける」の意味・読み・例文・類語

きず‐つ・ける【傷付・疵付】

  1. 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]きずつ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙
  2. 人の体、器物などにきずをつける。そこなう。けがをさせる。
    1. [初出の実例]「亭長の傷嬰と告た者は是非にわざときずつけたと云」(出典:史記抄(1477)一三)
  3. ( 比喩的に用いて ) 人の気持名声信用などを害する。
    1. [初出の実例]「読者の興味をきづつけ」(出典:小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉下)
    2. 「彼は、ただこの信用を傷つける為に」(出典:シェイクスピア(1952)〈吉田健一〉オセロ)

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