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光復会 こうふくかいGuang-fu-hui; Kuang-fu-hui

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

光復会
こうふくかい
Guang-fu-hui; Kuang-fu-hui

中国,清末の革命団体。浙江省出身の日本留学生や会党員を中心に光緒 30 (1904) 年頃結成。会長は蔡元培 (さいげんばい) で,陶成章章炳麟秋瑾 (しゅうきん) らが会員であった。孫文興中会,黄興の華興会とともに同 31年の中国革命同盟会結成の母体となったが,国粋主義的性格が濃厚で,同盟会主流とはとけあわず,独自な活動を展開することが多かった。宣統2 (10) 年には章炳麟,陶成章らによって再建され,江浙地区の辛亥革命に貢献したが,清朝打倒後の展望は明確でなく,のち革命の主流からは脱落していった。

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百科事典マイペディアの解説

光復会【こうふくかい】

中国,清末の革命的秘密結社。華興会興中会と鼎立(ていりつ)した浙江派の団体。成立は1904年冬とされる。章炳麟(しょうへいりん)が1903年に作った愛国学社,中国教育会系や会党の人によって結成された。
→関連項目劉師培

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世界大百科事典 第2版の解説

こうふくかい【光復会 Guāng fù huì】

中国,清末の民族・民主革命結社。帝政ロシアの東北(旧満州)侵略を引金に,1904年(光緒30)冬,上海で結成された。初代会長は蔡元培であったが,終始,章炳麟の強い影響下にあった。ほかに,陶成章,徐錫麟(じよしやくりん),秋瑾らも有名で,広く江浙一帯の教育界,商業界,会党からの支持を得ていた。大通学堂は,その宣伝および教育機関,会党の竜華会(りゆうげかい)は,主要な実戦部隊であった。05年の中国同盟会成立後も光復会の組織は維持され,辛亥革命の成功直後にまで至った。

こうふくかい【光復会 Viet Nam Quang Phuc Hoi】

ドンズー運動失敗の後,広東に移ったファン・ボイ・チャウらが1912年に設立したベトナムの革命組織。維新会後身盟主にクオン・デ(彊)を推戴し,抗仏武力闘争と民主共和制の樹立を標榜した。会は広東に光復軍を組織してベトナム国内への進攻を企図するとともに,辛亥革命後の中国からの資金援助を期待して振華興亜会を設立した。しかし13年から17年までファン・ボイ・チャウが広東軍閥の手で投獄され,このために会の活動は系統だった組織として展開されたというよりも,ベトナム国内や中国各地で光復会や光復軍を名乗る活動家たちによってばらばらに進められる状況を呈した(例えば17年ベトナム北部のタイグエン監獄での蜂起など)。

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大辞林 第三版の解説

こうふくかい【光復会】

中国、清末、蔡元培さいげんばい・章炳麟しようへいりんらが1904年結成した革命的秘密結社。中国革命同盟会の成立に加わったが、孫文らとあわず、10年に再組織、同盟会に対抗した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

光復会
こうふくかい

中国、清(しん)末の革命団体。1904年冬、上海(シャンハイ)で正式に成立した。会長は蔡元培(さいげんばい/ツァイユワンペイ)。興中会の広東(カントン)、華興(かこう)会の湖南(こなん/フーナン)に対し、光復会は浙江(せっこう/チョーチヤン)省を地盤としていた。05年3派は大同団結し、孫文(そんぶん/スンウェン)を総理として東京で中国同盟会を結成した。しかし、光復会の一部会員は合同に不賛成で、以後も独立性を維持した。それには、同派の理論的指導者であった章炳麟(しょうへいりん/チャンピンリン)の国粋主義的、復古主義的な個性が多少影響していた。そのため、10年、陶成章が南洋に赴き、東京にいる章炳麟を会長にして、改めて光復会を組織し直した。また同時に光復軍という秘密の軍事組織もつくった。11年の辛亥(しんがい)革命のとき、光復軍は汕頭(スワトウ)、浙江、上海などで活躍した。しかし12年陶成章が暗殺されると、光復会は事実上解体していった。[倉橋正直]

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世界大百科事典内の光復会の言及

【ファン・ボイ・チャウ】より

…09年日本政府は日仏協約によりチャウらを追放し,チャウはタイに亡命した。このころチャウはすでに孫文らの民権思想に共鳴しており,12年の辛亥革命の成功とともに広東に渡って光復会を結成,中国革命同盟会の支援の下に本格的な武力革命を準備したが,14年広東都督の竜斉光に逮捕され入獄した。この時,《獄中書》が記された。…

※「光復会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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